著者名 | 東京国立近代美術館フィルムセンタ− |
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出版社 | 日本図書センタ− |
出版年月 | 2006年04月 |
参考価格 | 価格調整中 |
頁数 | 4冊 |
ISBN | 978-4-284-20009-7 |
内容 |
【出版社コメント】 本資料は当初「昭和十八年映画年鑑」の後続誌として、日本映画雑誌協会からの刊行が予定されていたが、戦局の逼迫と敗戦の混乱によりついに日の目を見ることのなかった《幻の年鑑》である。もともと昭和16年の映画雑誌統合によって生れた日本映画雑誌協会は18年末には解散に至り、年鑑の刊行事業はさらに社団法人大日本映画協会(昭和19年1月発足)、社団法人映画公社(昭和20年4月設立)へと引き継がれるが、いずれも実現を見ないまま終戦を迎えたのである。一方、あとに残された膨大な直筆原稿は編纂者、津田時雄の働きで散逸を免れ、昭和27年に新設された国立近代美術館フィルムライブラリー(現在のフィルムセンター)へと委ねられた。その内訳は2000枚にも及ぶ200字詰原稿用紙と統計、法規などの折り込み資料であり、終戦直後に加筆された部分も含め昭和18年から20年の占領期まで3年間にわたる映画界の動きが克明に書き記されている。今回の復刻は、この分野の史的調査に不可欠な年鑑の欠落を補うばかりでなく、昭和18年の映画雑誌第二次統合を経てあらゆる専門誌が廃刊に追い込まれていった《映画ジャーナリズムの空白期》を埋める大きな手がかりとなるはずである。 |
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ジャンル |
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