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著者名 |
松竹伸幸 |
出版社 |
集英社 |
出版年月 |
2017年12月 |
参考価格 |
¥814 |
頁数 |
224p |
ISBN |
978-4-08-721014-9 |
内容 |
【要旨情報】 二〇一七年一〇月の衆議院選挙で争点となった改憲。しかし政権与党が提示する、憲法九条に自衛隊を付記する加憲案をめぐって、国民、メディアの間で、その狙いや問題点に関する議論はどれほど深まっただろうか。自衛隊を付記しようという加憲案と付記を許さない護憲派。護憲派が従来の立場からどんなに批判を展開しても、改憲派と護憲派の争いの焦点が、自衛隊を認めるかどうかにあると国民の目に映るとすれば、圧倒的多数が自衛隊に共感を持っている今、護憲派は見放されるのではないか。だとしたら、護憲派はどんな論点を提示できるのか―。著者が深い危機感からたどりついた「改憲的護憲論」を世に問う一冊。
【出版社コメント】 ◆推薦◆
「あるがままの9条が大切、 そして災害救援と専守防衛の自衛隊をリスペクト。
そんな国民合意が、すでに広く深く根付いている。これが、憲法とともに歩んだ私たちの70年目の到達点だとしたら、それはまた、「9条のもとの自衛隊」はどうあるべきかを、腹をくくって追求する出発点であるはずだ。9条に自衛隊を付記するという安倍改憲パフォーマンスの出る幕はない」 池田香代子(ドイツ文学翻訳家/九条の会・世話人)
◆内容◆
1946年、 吉田茂は自衛権を否定し、 日本共産党は肯定し、その後も一度も否定していなかった--。
憲法論議の「思い込み」を解きほぐす!
2017年10月の衆議院選挙で争点となった改憲。しかし政権与党が提示する、憲法9条に自衛隊を明記する加憲案をめぐって、国民、メディアの間で、その狙いや問題点に関する議論はどれほど深まっただろうか。 自衛隊を明記しようという加憲案と明記を許さないという護憲派。護憲派が従来の立場からどんなに批判を展開しても、改憲派と護憲派の争いの焦点は、自衛隊を認めるかどうかにあると国民の目に映るとすれば、圧倒的多数が自衛隊に共感を持っている現状において、護憲派は見放されるのではないか。だとしたら、護憲派はどんな論点を提示できるのか――。著者が深い危機感からたどりついた「改憲的護憲論」を世に問う一冊。
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目次 |
【目次】 第1章 護憲派とはどういう人のことか(非武装の改憲派、専守防衛の護憲派の登場 専守防衛か非武装中立かの対立は見せかけ ほか)
第2章 「戦争」と「平和」は対義語なのか(侵略戦争と同じ数だけの自衛戦争がある 戦争と平和は通じ合っている ほか) 第3章 共産党は憲法・防衛論の矛盾を克服できるか(「中立自衛」政策のもとでの矛盾と葛藤 憲法九条を将来にわたって堅持する時代の矛盾 ほか) 終章 護憲による矛盾は護憲派が引き受ける 補論 自衛隊の違憲・合憲論を乗り越える(名古屋高裁イラク判決の意味を探る 長沼訴訟違憲判決の論理構造 ほか)
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 集英社新書
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