英米文学者と読む「約束のネバーランド」 集英社新書
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著者名 |
戸田慧 |
出版社 |
集英社 |
出版年月 |
2020年08月 |
参考価格 |
¥946 |
頁数 |
254p |
ISBN |
978-4-08-721131-3 |
内容 |
【要旨情報】 あの鬼のモデルとなった人物は?「約束」や「原初信仰」の謎を解く鍵は?「約束のネバーランド」というタイトルの真の意味とは?謎を解く手がかりになる、いくつかの英米文学作品。鬼達の宗教「原初信仰」とユダヤ・キリスト教。階級、女王、狩り…鬼の社会と似た特徴を持つ国は?ジェンダーから見た「約束のネバーランド」という物語の新しさ…気鋭の文学研究者が徹底考察!
【e-honおすすめコメント】 あの鬼のモデルとなった人物は? 「約束」や「原初信仰」の謎を解く鍵は? 数々の名シーンを引用しつつ、文学研究者が徹底考察! ファン必読の一冊!! 累計発行部数2,100万部超を誇る大ヒット漫画『約束のネバーランド』。 その意表をつく展開や複雑な頭脳戦といった要素から、「少年ジャンプらしくない」と評されることもある同作ですが、その物語の背景には、多彩な文学作品や宗教に関する膨大な知識が踏まえられていることが窺えます。 本書は、そんな大人気作品「約束のネバーランド」を、気鋭の英米文学者が学術の立場から読み解こうと試みた考察本にして、英米文学・文化への最良の入門書です。 同作の名場面を豊富に引用しながら、数々の謎の核心に迫っていく、ファン必読の一冊と言えるでしょう。 なお、本書はあくまで「週刊少年ジャンプ」編集部から許可をいただいた上で、『約束のネバーランド』を作中の手がかりをもとに、英米文学者の視点から読んだ、いわば第三者目線での考察本です。 よって、原作者の白井カイウ先生や出水ぽすか先生の真意を紹介した「公式解説本」とは性格が異なります。 加えて、原作の終盤にかけての「読み解き」を含むゆえに、ネタバレを多く行っているので、あらかじめご注意ください。 【本書の主な内容】 ・『約束のネバーランド』というタイトルの真の意味とは ・謎を解く手掛かりとなる、幾つかの英米文学作品 ・レウウィス大公、バイヨン卿……あの鬼たちのモデルは? ・ソンジュ達の宗教「原初信仰」とユダヤ・キリスト教 ・階級、女王、狩り……鬼の社会と似た特徴を持つ国は? ・鬼の言葉とヘブライ語 ・レウウィスのペットはなぜ猿なのか ・ジェンダーから見た『約束のネバーランド』という物語の新しさ ほか 【著者略歴】 戸田 慧(とだ けい) 1985年奈良県生まれ。広島女学院大学人文学部国際英語学科准教授。 関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門はアメリカ文学。 共著書は『アメリカン・ロード 光と影のネットワーク』(英宝社)、『ヘミングウェイと老い』(松籟社)、『アーネスト・ヘミングウェイ 21世紀から読む作家の地平』(臨川書店)など。
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目次 |
【目次】 第1章 イギリス文学・文化とのつながり(J.M.バリー『ピーター・パン』―『約束のネバーランド』というタイトルの意味 ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』―白ウサギ、レウウィス、チェス
一九世紀のロマン派作家達―バイヨン卿とバイロン卿 J・R・R・トールキン『指輪物語』―エルフと鬼 鬼社会とイギリス社会―階級、キツネ狩り、女王) 第2章 原初信仰とユダヤ・キリスト教(ユダヤ教とは何か―原初信仰とソンジュ キリストの奇跡―ムジカ モーセと約束の地―エマ) 第3章 ジェンダー―男らしさ/女らしさ(女らしさの神話と男の世界 「ジェンダー」からの解放 男らしさの神話)
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