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著者名 |
伊東順子 |
出版社 |
集英社 |
出版年月 |
2022年01月 |
参考価格 |
¥1,056 |
頁数 |
256p |
ISBN |
978-4-08-721199-3 |
内容 |
【要旨情報】 韓国カルチャーが世界で人気を博している。その理由は、それらが韓国社会の“いま”を巧妙に映し出す鏡であるからだ。近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。
【出版社コメント】 韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は?韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は? 一般富裕層とは違う、財閥の役割とは?挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は? 本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。【主な内容】・キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか?・治癒のための韓国料理、チャンポンとテンジャンチゲ・日本とほぼ同時期に始まった、北朝鮮の韓流ブーム・男の友情を南北関係に重ねる、パワーワードとしての「ヒョン(兄)」・性的マイノリティと梨泰院・『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない・財閥ファミリーの結婚・3年前に大ヒットした、もうひとつの「上流階級ドラマ」・悩める40代、エリート医師たちはどんな人生を選択するのだろう?・自分が属するステータスを表す「住まい」・チョンセの起源とその功罪【著者プロフィール】伊東順子(いとう・じゅんこ)ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち――韓くに手帖』」(皓星社)を創刊。著書に、『もう日本を気にしなくなった韓国人』(洋泉社新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)、『韓国 現地からの報告――セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)等。
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目次 |
【目次】 小説と映画、それぞれの凄絶『82年生まれ、キム・ジヨン』―憑依する「恨」、フェミニズムの時差と逆転、母は清渓川で働いていた 成長物語としての、ドラマ『サイコだけど大丈夫』―治癒のための韓国料理、家族と戦争のトラウマ、「クレメンタインの歌」の謎
北朝鮮の人々は『愛の不時着』を見たのだろうか?―北朝鮮における韓流、過去と現在 韓国ドラマ・映画と北朝鮮―「北のヒーロー」、その系譜 映画『南部軍』からドラマ『愛の不時着』まで 『梨泰院クラス』(1)―ダイバーシティとしての梨泰院 レインボーカラーが交差する街で見た夢 『梨泰院クラス』(2)―基地の街から外国人労働者の街へ 私にとっての梨泰院 映画『ミナリ』―これまでとは少し違った「韓国系移民の物語」受賞の喜びと、さまざまな感想 光州は世界をつなげる―パク・ソルメ著『もう死んでいる十二人の女たちと』と映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』、そして白竜、高橋悠治、富山妙子の世界へ 韓国の財閥とは?―ドラマ『Mine』から、そのリアルに迫る なぜ、ドラマ『SKYキャッスル』が韓国を知るうえで重要と言われるのか?―「上級階級の妻たち」がモンスター化する、その理由 『賢い医師生活』で知る、韓国の人々の幸福感や倫理観―頑張ってきた自分は、次は何に頑張ればいいのだろう? チョンセと再開発―不動産階級社会としての韓国 ドラマ『賢い医師生活』、映画『パラサイト 半地下の家族』、小説『こびとが打ち上げた小さなボール』、小説『野蛮なアリスさん』
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ジャンル |
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