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著者名 |
土居伸彰 |
出版社 |
集英社 |
出版年月 |
2022年10月 |
参考価格 |
¥990 |
頁数 |
230p |
ISBN |
978-4-08-721237-2 |
内容 |
【要旨情報】 『君の名は。』と『天気の子』が大ヒットを記録し、日本を代表するクリエイターになった新海誠。彼は宮崎駿や庵野秀明といった日本のアニメーション作家たちとは異なり、大きなスタジオに所属したことがなく、パソコンによる個人制作からキャリアをスタートした「異端児」であった。新海はなぜ「国民的作家」になり得たのか。本書では新海誠の魅力を、世界のアニメーションの歴史を起点に分析。新海作品や日本のアニメーションのみならず、あらゆるアニメーションの見方が変わる!
【出版社コメント】 【「個人作家」としての新海誠の特異性が明らかに】『君の名は。』と『天気の子』が大ヒットを記録し、日本を代表するクリエイターになった新海誠。11月11日には最新作『すずめの戸締まり』が公開予定であり、大きなヒットが期待されている。しかし新海は宮崎駿や庵野秀明とは異なり、大きなスタジオに所属したことがない異端児であった。その彼がなぜ、「国民的作家」になり得たのか。評論家であり海外アニメーション作品の紹介者として活躍する著者が、新海誠作品の魅力を世界のアニメーションの歴史や潮流と照らし合わせながら分析。新海作品のみならず、あらゆるアニメーションの見方が変わる1冊。【目次】序 章 新海誠を振り返る 第一章 巨大な個人制作の時代 第二章 モーションからエモーションへ――美しすぎる世界を前に、私たちは燃料になる第三章 国民的ヒット作『君の名は。』 ―器としての人間第四章 『天気の子』 国民的作家の完成―「勘違い」の物語【主な内容】■新海誠が目指す「絆創膏」としてのアニメ■100年に渡る「個人作家」の歴史から見る新海誠■国民的作家になる予兆は新海誠が手掛けた「Z会のCM」にあった■観客の感情移入を生む新海作品の「棒線画性」とインタラクティブ性■新海作品の「現実の肯定」と21世紀のアニメーションの文脈■ディズニーと真逆の方法で「感動」を生み出す■エイゼンシュテイン・ディズニー・新海誠■新海誠はあえて人間を描かない■人間よりも背景が生きている■人間を動物として捉える■「文芸作家」としての新海誠■新海作品とオカルト■20世紀のアニメーションの常識を覆した『彼女と彼女の猫』■現代の寓話としての『ほしのこえ』■『秒速5センチメートル』の「人間不在」と「過剰なまでの一体化」■『言の葉の庭』の「キャラっぽさ」の不在■『君の名は。』に見る新海作品の人間観■『天気の子』のポピュリズム性
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目次 |
【目次】 序章 新海誠を振り返る(新海誠とはどのような人物か 初期作品を振り返る―『彼女と彼女の猫』から『星を追う子ども』まで ほか)
第1章 巨大な個人制作の時代(デジタル化がもたらすアニメーション制作の「民主化」 個人制作の歴史 ほか) 第2章 モーションからエモーションへ―美しすぎる世界を前に、私たちは燃料になる(新海誠は、あえて人間を描かない アニメーションで「泣ける」ことはいかにして普通となったか ほか) 第3章 国民的ヒット作『君の名は。』―器としての人間(いかにして国民的ヒット作は生まれたか 『言の葉の庭』 ほか) 第4章 『天気の子』国民的作家の完成―「勘違い」の物語(『天気の子』はドラマとして「普通に面白い」 『君の名は。』以後 ほか)
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ジャンル |
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