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書籍詳細

ハリウッド映画の終焉 集英社新書

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著者名 宇野維正
出版社 集英社
出版年月 2023年06月
参考価格 ¥1,056
頁数 240p
ISBN 978-4-08-721267-9
内容 【出版社コメント】
ハリウッド映画が危機に瀕している。配信プラットフォームの普及、新型コロナウイルスの余波、北米文化の世界的な影響力の低下などが重なって、製作本数も観客動員数も減少が止まらない。メジャースタジオは、人気シリーズ作品への依存度をますます高めていて、オリジナル脚本や監督主導の作品は足場を失いつつある。ハリウッド映画は、このまま歴史的役割を終えることになるのか?ポップカルチャーの最前線を追い続けている著者が、2020年代に入ってから公開された16本の作品を通して、今、映画界で何が起こっているかを詳らかにしていく。【佐久間宣行 氏 絶賛!】「何もかもが変わってしまう時代に、それでも希望を見出すためには、ここまで現実を直視し続けることが必要なのだろう。新しい戦いを始めるための知識を詰め込んだ、武器のような本だ」【目次】第一章 #MeToo とキャンセルカルチャーの余波『プロミシング・ヤング・ウーマン』─復讐の天使が教えてくれること『ラストナイト・イン・ソーホー』─男性監督が向き合う困難『パワー・オブ・ザ・ドッグ』─作品の豊かさと批評の貧しさ『カモン カモン』─次世代に託された対話の可能性第二章 スーパーヒーロー映画がもたらした荒廃『ブラック・ウィドウ』─マーベル映画の「過去」の清算『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』─寡占化の果てにあるもの『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』─扇動されたファンダム『ピースメイカー』─疎外された白人中年男性に寄り添うこと第三章 「最後の映画」を撮る監督たち『フェイブルマンズ』─映画という「危険物」取扱者としての自画像『Mank/マンク』─デヴィッド・フィンチャーのハリウッドへの決別宣言『リコリス・ピザ』─ノスタルジーに隠された最後の抵抗『トップガン マーヴェリック』─最後の映画スターによる最後のスター映画第四章 映画の向こう側へ『TENET テネット』─クリストファー・ノーランが仕掛けた映画の救済劇『DUNE/デューン 砂の惑星』─砂漠からの映画のリスタート『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』─2010年代なんて存在しなかった?『TAR/ター』─観客を挑発し続けること

目次
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