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書籍詳細

人間交差点 3 小学館文庫

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著者名 矢島正雄
出版社 小学館
出版年月 1994年11月
参考価格 ¥639
頁数 320p
ISBN 978-4-09-192013-3
内容 【出版社コメント】
愛と憎しみ、喜びと哀しみが織りなす無限の人間ドラマを描く珠玉の名作▼第1話/老木の舞▼第2話/春の惑い▼第3話/片隅▼第4話/腐葉の森▼第5話/埋火▼第6話/左遷▼第7話/さかな▼第8話/空想地図▼第9話/夏の跡▼第10話/遠い唸り▼第11話/八月の空 ●あらすじ/麻薬常習者だったという過去を背負った女・由起。だが、それを一時の過ちと理解してくれた男と結婚、夫とともに郊外に転居してきた。だが由起は、牛乳配達人と話しているところを、噂好きの警察官の妻に見られてしまう。何もやましいことはないのだが、妙な噂を流されているのでは…とどんどん妄想が広がる。そんな時、警官の妻が、彼女をジョギングに誘った。だがジョギングの途中、さらに妄想に取り付かれた由起は、警官の妻を突き飛ばし、彼女を殺してしまった(第4話)。▼娘の結婚を控え、刑事の父娘が旅行をすることになった。だが娘は、妻子あるほかの男を愛していた。仕事、仕事でいつも家庭のことなど何も知らなかった父。今の娘の状態についても何も気づいていないだろう。だが、旅先の旅館で娘は、父が昔ここで、悲しい恋を終えていたことを知る。その時父は「実らせることができない愛なら、辛くても諦めるべきだ」と語っていたことを旅館の女将から聞かされる。その言葉に、父が何故この旅館に自分を連れてきたのか、娘は痛いほど理解するのだった(第5話)。▼新聞社社会部きっての記者だった前田は、突然田舎の支社に左遷された。くさった前田は、仕事をする気も起きない。そんなある日、一件の火災が発生。両親が死に、娘がひとり生き残った。だが、そこに前田は事件の匂いを嗅ぎとり、火災が病身の両親の看病に疲れた娘が起こした放火だったことを突き止める。スク-プに成功した前田。だが、その記事が、娘を自殺に追い込んでしまう(第6話)。

目次
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