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著者名 |
あべさより |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
1996年04月 |
参考価格 |
¥935 |
頁数 |
160p |
ISBN |
978-4-09-270002-4 |
内容 |
【要旨情報】 物理化学学校は、夜の静けさの中に黒い影を落としていました。その物置小屋を改造した粗末な実験室で、ピエールとマリーのキュリー夫妻は、暗やみの中に青白く輝く物質を、あきずにながめていました。それはわずか0.1グラムの塩化ラジウムが放つ光であり、その中には、新元素ラジウムが含まれていたのです。このラジウムのはなつ光こそ、近代物理学の夜明けをつげるものでした。
【出版社コメント】 ノーベル物理学賞とノーベル化学賞の二つを受賞した女性科学者!夜の静けさの中、そまつな実験室で、キュリー夫妻は、暗やみの中に青白く輝く光を見つめていました。それはラジウムの放つ光であり、このラジウムの発見こそ、原子力時代の夜明けをつげるものでした。マリー・キュリーは、1867年にポーランドのワルシャワで生まれました。当時のポーランドは、ロシアの支配下にあって、キュリー一家は苦しい生活をしいられました。物理の先生をしていた父の影響もあり、物理が好きになったマリーは、パリへ出て、ソルボンヌ大学へ入学しました。そこで知り合った物理学者、ピエール・キュリーと結婚し、二人の共同研究が始まります。二人の女の子が生まれましたが、この間にも、マリーは家事をこなしながら研究を続けました。キュリー夫妻は、ピッチブレンドという鉱物の中には、ウランよりもはるかに強い放射能を出す物質があると考え、実験をくりかえしていきます。そして、1898年、4年にわたる実験のすえ、キュリー夫妻は、ピッチブレンドの中から、ポロニウムとラジウムを発見したのです。この功績で、夫妻はノーベル物理学賞を受賞しました。その後、マリーは夫ピエールを事故で失いますが、その悲しみをのりこえて研究を続け、1910年に、金属ラジウムを取り出すことを発見し、ノーベル化学賞を受賞しました。二つのノーベル賞に輝くキュリー夫人の、ひたむきな姿を感動的に描いた科学者伝記です。
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目次 |
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ジャンル |
児童書 > 学習 > 伝記 > 伝記(児童版)
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