著者名 | |
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出版社 | 小学館 |
出版年月 | 1996年08月 |
参考価格 | ¥4,903 |
頁数 | 558p |
ISBN | 978-4-09-658009-7 |
内容 |
【出版社コメント】 最も信頼できる本文(原文・訓み下し文)、注、訳が見開きページ。二色刷「言霊(ことだま)ってなあに?」突然、娘に聞かれて弱ったという声を耳にしました。事の起こりは、サザン・オールスターズのヒット曲「愛の言霊」にあるようです。そこで一言。『大辞泉』には、古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現わす力があるとされた。と解説され、次に「ことだまのさきわうくに」つまり「言葉の霊力が幸福をもたらす国。日本のこと」の用例が引かれます。これが『万葉集』巻五、894番の、あの貧窮問答歌で名高い山上憶良の長歌なのです。本全集本より引けば、神代(かみよ)より言ひ伝(つ)て来(く)らくそらみつ大和(やまと)の国は皇神(すめかみ)の厳(いつく)しき国言霊(ことだま)の幸(さき)はふ国と語り継ぎ言ひ継がひけり……(神代以来言い伝えられたことですがそらみつ大和の国は国つ神の威徳のいかめしい国言霊の助ける国だと語り継ぎ言い継いできました……)そう言えば、中島みゆきも、札幌の藤女子大では『万葉集』を勉強したとか。時代の先端に大和言葉が突然、復活するのは、やはり言葉の生命力のなせるワザでしょうか。新発見の成果も取り入れ今日、最も信頼できる本文を提供することができました。 |
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