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著者名 |
永井均 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2004年10月 |
参考価格 |
¥946 |
頁数 |
232p |
ISBN |
978-4-06-149745-0 |
内容 |
【e-honおすすめコメント】 ここから本当の哲学が始まる!
はじめに 中学生のとき、理科室の備品がなくなるという事件が起きたことがある。先生は生徒のだれかが持って行ったのではないかと疑っていた。その同じ日の午後、クラス全体に向かって発言する機会があったので、私は、「物は突然ただ無くなるということもありうるのではないか」という趣旨の発言をした。そういうことはありえないということは、いつ誰が証明したのか、と。クラス担任から私の発言を聞いた理科の先生から、私はそういう「無責任な」ことを言ってはいけないと諭された。いま思えば、理科の先生なのだから、あらゆる出来事には原因があると考えなければならない理由を説明してくれてもよかったような気もするが、もちろん、そんな説明はなかった。私は、肩透かしを食ったようで少し残念ではあったが、まあそんなものだろうと、思った。――<本文より>
【出版社コメント】 〈私〉が〈今〉いるとはどういうことか。カント、ウィトゲンシュタインなどを 自在に横断し、ここから本当の哲学を始める会心の傑作。
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目次 |
【目次】 第1章 開闢の神をめぐってたゆたう序章(時間的閉所恐怖 全能の神も打ち破れない壁
五十センチ先世界創造説 ほか) 第2章 ライプニッツ原理とカント原理(ライプニッツのお勉強 何が見えていようと見ているのはつねに私だ 現実世界とは私がいま存在する世界のことである ほか) 第3章 私的言語の必然性と不可能性(同じ新聞をいくつも読みくらべるとは? みんな一緒の混沌とひとりだけの秩序 他者の言葉が理解できるためには過去の自分の言葉が理解できていなければならない ほか)
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 講談社現代新書
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