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著者名 |
保阪正康 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2007年04月 |
参考価格 |
¥858 |
頁数 |
288p |
ISBN |
978-4-06-149888-4 |
内容 |
【要旨情報】 本書は昭和三十一(一九五六)年三月十六日金曜日に開かれた「第二十四回国会衆議院内閣委員会公聴会」の記録である。意見を聴いた案件は「憲法調査会法案について」。三人の碩学にたいして与野党の八人の議員たちが鋭く切りこみ、丁々発止の議論が展開される。この白熱の議事録から得られる知見は凡百の解説書より深い。五十年の歳月を経ていま昭和史の肉声がよみがえる。
【e-honおすすめコメント】 いったい新書の「新しさ」とは那辺にあるのか?書き下ろしや語り下ろしだけが新書なのか?そのどちらでもない「温故知新」の新書が1冊くらいあってもいいはず、否、あるべきだと考えます。本書『50年前の憲法大論争』は、昭和31年(1956)3月16日金曜日に開かれた「第24回国会衆議院内閣委員会公聴会」の記録です。意見を聴いた案件は「憲法調査会法案について」(法案提出者は時の自由民主党幹事長・岸信介ほか60名)。公聴会に呼ばれた公述人は神川彦松、中村哲、戒能通孝の3人の碩学。質問したのは石橋政嗣、飛鳥田一雄、辻政信ら8議員。いまからみると、まさにオールスターキャストです。しかも改憲派、護憲派ともにガチンコの議論を展開。論旨はじつにわかりやすく、議場の緊迫した空気も伝わってきます。白熱の論戦を読みやすく編集し、昭和史研究の第一人者である保阪正康氏の解説を付しました。法案提出者の孫が首相の地位にあり、憲法改正を念願していることを公言している現在、あえて新書のかたちで世に問う所以です。
【出版社コメント】 50年前の議論がこんなに新鮮で役に立つ 当時の大物議員と碩学が丁々発止で展開する憲法改正論議。いま、再び歴史が繰りかえされるかもしれない時期に際して、この白熱の議事録を眠らせておく手はない。
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目次 |
【目次】 プロローグ 山本粂吉による開議 第1章 日本人の日本にしなくてはいけません―神川彦松の公述
第2章 国民の意思を反映したものと見るほかはない―中村哲の公述 第3章 議会制度にたいする国民の信頼はどうなってしまうのか―戒能通孝の公述 第4章 どのような成立の経過を経ようとも―石橋政嗣の質問 第5章 旧憲法に戻すつもりはないが―山崎巌の質問 第6章 日米安全保障体制のねじれ―片島港の質問 第7章 二人の旧軍人―眞崎勝次と辻政信の質問 第8章 日本のナショナリズムとアメリカの世界戦略―飛鳥田一雄の質問 第9章 自衛権はどうなるのか―大坪保雄の質問 エピローグ 茜ケ久保重光の質問
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 講談社現代新書
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