著者名 | 蜂谷涼 |
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出版社 | 講談社 |
出版年月 | 2004年06月 |
参考価格 | ¥2,090 |
頁数 | 372p |
ISBN | 978-4-06-212436-2 |
内容 |
【要旨情報】 消せない過去、日々の溜息が、布目にからみつく。北の街の夕暮れどきに、「ちぎり屋」と「染み抜き屋」の灯がともる。芸妓から成島屋の御内儀に納まった紫乃が持ち込んだ、男物の紋付羽織。結び雁金の紋所は、かつての恋が、紫乃の心に染みになって残っていると告げているように、つるには思えた。「こういう染みって、素人でも抜けるものですか」紫乃の言葉に、つるの胸の底で赤黒い炎が大きく揺れた。身の裡のほとぼりを鎮めるために、つるは一人、おもんの「ちぎり屋」の暖簾をくぐった―「徳壷」より。他の収録作「星月夜」「十色の虹」「花魁鴨」「蛍火」。 >> もっと見る
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ジャンル | 文学・ノンフィクション > 文学 > 歴史・時代小説 > 歴史・時代小説 女性作家 |
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