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著者名 |
面高直子 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2007年07月 |
参考価格 |
¥1,760 |
頁数 |
245p |
ISBN |
978-4-06-214144-4 |
内容 |
【要旨情報】 太平洋戦争直後、孤児院エリザベスサンダースホームで育ったその少年は、アメリカに渡って学園のヒーローとなった。フットボールの花形プレイヤーとして連日新聞を賑わし、女生徒たちの憧憬の視線を一身に集めた。だが、二一歳を迎えた時、彼が選んだ道はベトナムへの出征だった。彼の名をスティーブ・ヨシアキ・フラハティという―。没後38年を経て紡がれる数奇な運命と絆の物語。「誇り高き日本人」の感動秘話。
【出版社商品紹介】 米兵による日本人女性のレイプによって生を受けた後田義明は、米国人の養子となり、ベトナム戦争に志願する。戦争で生まれ戦争で死んだ義明の哀しき半生を追う。
【出版社コメント】 ●没後38年を経て紡がれる「誇り高き混血児」の秘話 後田義明は終戦直後の1947年、徳島県の山村で生まれた。母親は日本人で父親はアメリカ兵。レイプによって芽生えた命だった。自殺も考えるほど苦悩した末、母親の後田次恵は義明を生んだ。だが、貧しい暮らしと忍び寄る差別の目に追い詰められ、次恵は義明を手放すことを決意する。預けられた先は、三菱財閥の令嬢・澤田美喜が私財を投げ打って設立した“混血児のための孤児院”、エリザベスサンダースホームだった。「かあちゃん、絶対迎えに来るから」母子は指切りをして別れた。 ホームで伸び伸びと育った義明は、11歳でアメリカへと旅立つ。義明は養子先で、スティーブ・ヨシアキ・フラハティという新しい名前を授かった。ハイスクールではフットボールと野球の花形プレイヤーとして連日新聞を賑わし、女生徒たちの憧憬の視線を一身に集めた。だが、21歳を迎えた時、彼が選んだ道はベトナム戦争への出征だった。そしてスティーブは、ベトナムで散った--。 “神の手”が動き出すのは、スティーブの死後9年が経ってからのことだった。エリザベスサンダースホームを取り上げたドキュメンタリー番組を、偶然、次恵が目にする。画面に孤児院を巣立って戦死したスティーブの写真が映し出された。次恵はその場に泣き崩れた。「この子だわ、この子が義明だわ……」 戦争で生まれ戦争で死んだヨシアキをめぐる物語には、さまざまな人間の運命が奇跡のように絡み合う。人間とは、親子とは、友情とは、そして戦争とは--。悲劇から紡がれる、感動のヒューマンストーリー。爆笑問題・太田光氏推薦! 「この本に出てくる人と、この本に関わる人の全てが 太陽のように輝いている。 奇跡みたいな幸福をもちいて綴られた悲劇。 読んでいる時、ずっと光源のそばにいるようで楽しかった。 不思議なのは、こんなに愛おしい人間が協力し行ったのが戦争であること」
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目次 |
【目次】 第1章 義明、アメリカへ 第2章 エリザベスサンダースホーム
第3章 新しい家族 第4章 輝かしき日々 第5章 ツギエ・ウシロダ 第6章 恋 第7章 軍隊志願 第8章 戦場にて 第9章 母の涙
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ジャンル |
文学・ノンフィクション > ノンフィクション > ノンフィクション > その他ノンフィクション
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