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著者名 |
石塚健司 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2009年04月 |
参考価格 |
¥1,650 |
頁数 |
214p |
ISBN |
978-4-06-215455-0 |
内容 |
【要旨情報】 一見派手な逮捕劇の陰で、身内から危機感が噴出!東京地検特捜部がおかしい。派手な逮捕劇の裏で何が起きているのか?検察を20年追った記者が斬り込む。
【e-honおすすめコメント】 名城大学教授・弁護士(元検事)郷原信郎氏推薦!「特捜検察」の危機的な内実がここに示されている。東京地検特捜部がおかしい。派手な逮捕劇の裏で何が起きているのか?検察を20年追った記者が斬り込む!一見派手な逮捕劇の陰で、身内から危機感が噴出!●「難しい捜査を組み立てて指揮管理できる人材が不足している。要するに素人だ」(元東京地検特捜部幹部)●「最初に描いた筋書きに強引に当てはめて事件を作っている。恫喝的な取り調べが度を超している」(元東京地検特捜部幹部)●「事件の処理能力自体が著しく落ちた。経験不足を露呈している」(国税当局筋)●「もはや捜査のプロ集団ではない。持ち込まれた情報の裏に何があるかを見抜ける人がおらず、裏のある情報に飛びついて安易に事件を組み立ててばかりいる」(警視庁筋)
【出版社商品紹介】 地検特捜部は情報の裏を読めず、人間を理解せず、筋書きに強引に当てはめ、恫喝して取り調べ、マスコミにリークし、世論を煽る。組織の内情に斬り込む。
【出版社コメント】 郷原信郎名城大学教授・弁護士(元検事)推薦!――「特捜検察」の危機的な内実がここに示されている。東京地検特捜部がおかしい。派手な逮捕劇の裏で何が起きているのか? 検察を20年追った記者が、窺い知れない組織内の異変に斬り込む!◎身内から危機感が噴出!「難しい捜査を組み立てて指揮管理できる人材が不足している。要するに素人だ」(元東京地検特捜部幹部)「最初に描いた筋書きに強引に当てはめて事件を作っている。恫喝的な取り調べが度を超している」(元東京地検特捜部幹部)「事件の処理能力自体が著しく落ちた。経験不足を露呈している」(国税当局筋)「もはや捜査のプロ集団ではない。持ち込まれた情報の裏に何があるかを見抜ける人がおらず、裏のある情報に飛びついて安易に事件を組み立ててばかりいる」(警視庁筋)◎本文より抜粋 ある日、取材で会った事件の関係者からこんな皮肉をぶつけられたことがあった。「新聞は特捜部の大本営発表を伝える代弁機関ではないですか」 当時の私は即座に否定した。 確かに新聞というメディアは、1つの捜査が終わるまでの間、捜査の行方や特捜部が描いた事件の構図について報じることに力を注ぐ。番記者は特捜部の声に耳をそばだてるだけで、捜査対象にされた人たちの反論や捜査への疑問について書くことはあまりない。そうして特捜部の捜査に追い風の世論を作るアシスト役をしてきた側面がある。そして捜査が終わり、裁判が始まると、新聞は検察側と弁護側の中立的な立場に早変わりしてきた。 こんな変わり身の術が違和感なくできたのも、特捜部の捜査に対する信頼感があったからだった。 しかし、今ではこうした新聞批判を無視できなくなってきたと感じている。特捜部が捜査に着手するたび、被疑者がどんなに悪い奴なのかという情報を新聞は伝えるが、本当にこれだけですべてを伝えたと言えるのかと自問することが、このところ多くなってきた。特捜部という組織の危うい側面も世間に伝えるべきではないかと。 新聞の読者は特捜部の華々しい捜査について知ることはできるが、厚いベールに包まれた特捜部という組織の内部で何が起きているかを窺い知るのは難しい。片面のみを伝えてきた者としての自戒をこめて、この組織がどのように変質したかについて、これから語りたいと思う。ベールの向こうで、かつての「特捜検察」はすでに崩
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目次 |
【目次】 序章 「猟犬」が駆逐された時代(特捜部の機能不全 「捜査の職人」が消えた
停滞する事件処理 「箔付け」ポストになった特捜副部長 上意下達型捜査の壁) 第1章 「苛察」と「検察」の狭間(封印された身内の膿 法務大臣に報告せず 捨てられなかった「キャリアの首」 一度は見送られた捜査が復活 脅しで積み上げられた収賄額 ひとりで罪をかぶった銀行常務 「盟友」国税の反撃 次々さらわれる大蔵の縄張りポスト 検事が赤線で消した接待 賭けに出た証券会社 検事総長の怒り 不祥事にフタをした東京地検 「右へならえ」のスピード結審 吉永祐介ありせば…) 第2章 「あり得ない」逮捕劇(絶句したヤメ検 「フィクサー」の実像 週刊誌のあやふやな記事を真に受ける 「秋山マネー」という鉱脈 防衛省の膿を出せ 消えた25万ドルを追え すべては威信を保つため 丸写しの告発書) 第3章 恫喝(「我々がやらせませんよ」 子供と一緒に殺される夢を見た 恫喝を打ち消す調書 逮捕は担当副部長への「はなむけ」 取り調べの人間学 上司の指示通りに追及するだけの検事 事実の究明より有罪判決) 第4章 特捜部がなくしたもの(最後の「捜査密行」時代 「特捜に撤退なし」は吉永だからできた 「検察ファッショ」への戒め 「風向き」を読む検察 「ミスター」が憂えた未来 法務と大蔵、夜の接点 打ち込まれた「くさび」 劇場型捜査の代償)
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ジャンル |
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