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著者名 |
青木理 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2009年07月 |
参考価格 |
¥1,760 |
頁数 |
253p |
ISBN |
978-4-06-215551-9 |
内容 |
【要旨情報】 「存置」か「廃止」か、ではない。描かれるのは、徹底的にリアルな風景だけ。裁判員制度の導入で貴方が得るもの、それは、どこかの誰かを死刑にする可能性。加害者本人や被害者遺族、刑務官、教誨師、検察庁幹部…。それぞれの口の端から零れる懊悩と逡巡、そして、自らの手で死刑を確定させた男からの手紙に書かれる酷薄な論理。さまざまな現場の声を拾うことによって再現される、執行のボタンを押すという「作業」にまつわる、あるがままのリアル。
【e-honおすすめコメント】 確かなこと。かくしてボタンは、押される。裁判員制度が始まり、貴方も誰かを「死刑」にする権利を手に入れた。必要なのは「存置」か「廃止」かという机上の論ではない。執行現場で起きているリアルだけだ
【出版社商品紹介】 裁判員制度が始まり、貴方も誰かを「死刑」にする権利を手に入れた。必要なのは机上の論ではない。執行現場で起きているリアルだけだ。
【出版社コメント】 かくして貴方は、そのボタンを押す――「存置」か「廃止」か、ではない。描かれるのは、徹底的にリアルな風景だけ2009年5月21日、裁判員制度が導入された。実際に市民が裁判員となって行われる刑事裁判は今夏、初めて開かれる。これで貴方も、どこかの誰かを死刑にする可能性を得た。 あなたは死刑に賛成か、反対か――。人が死刑を口にするとき、死刑制度について「存置」する考えか、それとも「廃止」派か、という二元論に陥りやすい。加害者の側に立とうが、被害者遺族の側に立とうが、常にどちらに立つのかが問われる。だから本書は、その議論に欠落している「現場」に徹底的にこだわった。加害者本人や被害者遺族はもちろん、拘置所関係者、教誨師、検察庁幹部……。死刑に携わるありとあらゆる人間から話を聞いたうえで、その立場、立場の目線を、時に一人称でリアルに伝えた。4人を殺害した“少年”たちは、いま何を思うのか。そして、自らの手で死刑を確定させた男は、「死を受け入れたのだから、反省しない」という酷薄な論理を展開する。これらのリアルは、例の二元論を軽く飛び超え、新たな切っ先を我々に突きつける。描かれるのは、執行のボタンを押すという「作業」のあられもないリアル、そして当事者が絞り出した彼らのみが知りうる心情。論評を排し、乾いた目線で描かれる事実の持つ迫力は、死にかけた「ノンフィクション」という言葉への挑戦でもある。
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目次 |
【目次】 1 かくしてボタンは押される 2(“少年”―1
栃木・今市4人殺傷事件 “少年”―2 愛知・半田保険金殺人事件 “少年”―3 埼玉・熊谷4人拉致殺傷事件 “少年”―4 福岡・飯塚女児殺害事件 “少年”―5)
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ジャンル |
法律 > 法律学 > 司法・裁判 > 司法
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