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著者名 |
畑村洋太郎 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2010年04月 |
参考価格 |
¥1,650 |
頁数 |
223p |
ISBN |
978-4-06-216153-4 |
内容 |
【要旨情報】 トヨタのリコール、続くエレベータ・エスカレータ事故、絶滅する遊具…。これらに共通する日本の問題。危険学から社会を見る。
【出版社商品紹介】 社会が安全になる一方で、人間と機械の関係の変化、そして人々の意識の変化から、新たな危険、そして事故も生まれている。これからの社会の新しい安全を考える。
【出版社コメント】 危険抑止には、細部の技術よりもまず、俯瞰する力を!クルマのリコール、航空機のトラブル、鉄道事故・・・。いまや何かトラブルがあれば官民を問わず頼りにするのが、ものづくり界の良きアドバイザーであり18万部のロングセラー『失敗学のすすめ』の著者、畑村洋太郎氏です。おそらく現代の日本ほど、安全面(治安もそうでしょうが本書で扱うのは事故です)がしっかりしている社会はないでしょう。しかしその一方で、安全社会だからこその事故も徐々に出始めています。その背景には近年急速に進む人間と機械との関係の変化、そして安全至上主義ならではの盲点があります。日本中で増えている新種の事故を調査・研究するために畑村氏が私的に立ち上げた「危険学プロジェクト」には、多くの個人のほかに森ビル・日産自動車・東京エレクトロン・JR東日本・JR西日本・松井製作所・新川電機・新川センサテクノロジー、日本キスラー・東芝エレベーター・三和ホールディングス・トクヤマ・森精機・産業技術総合研究所など、さまざまな企業が参加しました。同プロジェクトでは3年間にわたりエレベータやエスカレータからソフトウェア・地震・原発・航空機にいたるまで、現代日本社会に潜む危険について業界横断的にさまざまな分野の専門家と実験、実見、議論を通じて知見を深めてきました。その成果を社会の共有財産とするために氏が新たに書き下ろした本書は、いまの安全社会の問題点を指摘します。具体的事実に基づいた指摘は、現代社会で私たちが生きていくうえで大きなヒントを与えてくれるものになるでしょう。相次ぐリコールを発表しているトヨタを始め、ものづくりに携わる業界人必読の書です。また、近年日本全国で起きている事故の背景を、豊富な事例と平易な文章でリズミカルに綴っており、日本社会論としても大変面白い内容となっております。■著者プロフィール:東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授を経て工学院大学機械創造工学科教授。東大名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学。02年に「失敗学会」を立ち上げる。著書に『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』『危険学のすすめ』『直観でわかる数学』『技術の創造と設計』『畑村式「わかる」技術』『組織を強くする技術の伝え方』など他多数。
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目次 |
【目次】 序 危険を可視化するということ 第1章 制御安全の落とし穴
第2章 制御システムの暴走 第3章 「つくる側」と「使う側」の間 第4章 人も凶器 第5章 原発が信用されない理由 第6章 子どもから危険を奪う社会 第7章 規制・基準で安全は担保されるのか 第8章 安全社会の危険
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ジャンル |
工学書 > 経営工学 > 生産管理 > 信頼性工学
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