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著者名 |
石塚健司 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2012年09月 |
参考価格 |
¥1,650 |
頁数 |
277p |
ISBN |
978-4-06-217884-6 |
内容 |
【要旨情報】 平成二十三年九月、東京地検特捜部が摘発した粉飾詐欺事件。検察のリークを受けたマスコミは「破綻寸前の会社に粉飾決算を指南して“金のなる木”に仕立て上げる常習的犯行」と逮捕された男らを厳しく指弾した。だが、実像はまったく違うものだった。標的にされたのは、粉飾の泥沼から脱出するため懸命のリストラに取り組み、再生の光を目前にしていた一人の経営者。そして、多くの中小企業が粉飾決算に追いやられる現実に苦悩しつつ、歪んだ金融システムと格闘していた男たちだった。検察首脳も絶句する「はき違えた正義」。『特捜崩壊』の著者による入魂のノンフィクション作品。
【e-honおすすめコメント】 「中小企業など百万社潰れても我々検察には関係ない!」 社長とコンサルタントが逮捕された粉飾詐欺事件の深層。そこには検察首脳も絶句する「はき違えた正義」があった。会社立て直しのため命を削って働く経営者たち。粉飾に追い込まれる現実を直視しようとしない検事たち。双方の闘いからこの国の矛盾をあぶり出したノンフィクションの傑作! 平成二十三年九月、東京地検特捜部が摘発した粉飾詐欺事件。検察のリークを受けたマスコミは「破綻寸前の会社に粉飾決算を指南して金のなる木に仕立て上げる常習的犯行」と逮捕された男らを厳しく指弾した。 だが、実像はまったく違うものだった。標的にされたのは、粉飾の泥沼から脱出するため懸命のリストラに取り組み、再生の光を目前にしていた一人の経営者。そして、多くの中小企業が粉飾決算に追いやられる現実に苦悩しつつ、歪んだ金融システムと格闘していた男たちだった。 捜査の筋書きとあまりに違う現実に直面し、特捜検事たちが使ったテクニック。蹂躙された取り調べの可視化。不祥事により廃止の危機に瀕していた特捜部に、撤退という選択肢はなかった。 中小企業の粉飾決算は現代社会の必要悪なのか? 検察の正義とは誰のためのものか? 「特捜さんが銀行の味方をして中小企業をやっつけるなんて、おかしな時代になりましたよねえ。銀行をやっつけて世間の溜飲を下げるのが特捜さんの役目だろうに」
【出版社商品紹介】 「中小企業など百万社潰れても我々検察には関係ない!」。この国の矛盾をあぶり出したノンフィクションの傑作。
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目次 |
【目次】 序章 夏(笑う検事 タッチの差)
第1章 軌跡(踏み絵の支店 十年後の夢 粉飾時代 お化粧を落とすとき シャッターをこじ開けましょう 阿吽の呼吸で トンネルの奥の光) 第2章 強制捜査(第二の不良コンサル 現ナマを捜せ 粉飾企業は一掃すべし 砂の城 特捜部に撤退はない グリコのおまけ 佐藤悪役のシナリオ) 第3章 逮捕(大花火を上げますよ 失意 私は粉飾屋ではない 街の灯 虚構
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ジャンル |
法律 > 法律学 > 司法・裁判 > 弁護士・検察・裁判官
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