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著者名 |
スティ−ヴ・ロ− |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年05月 |
参考価格 |
¥2,200 |
頁数 |
281p |
ISBN |
978-4-06-217930-0 |
内容 |
【要旨情報】 医療・農業・産業・経営・マーケティングなどさまざまな分野に大変革をもたらすビッグデータ。ピューリッツァー賞受賞の『ニューヨークタイムズ』紙リポーターが、「データ主義」が生む技術的・人間的課題に対峙する科学者、起業家、企業幹部への取材を通して、データ資本主義時代の到来を活写した一冊。
【e-honおすすめコメント】 「インターネット時代」を経て、「ビッグデータ時代」が到来しようとしている。ビットで構成される世界から、分子で構成される物理世界の時代になろうとしているのだ。ビッグデータを支える情報源──ウェブページ、ブラウザの閲覧履歴、センサーからの信号、ソーシャルメディア、スマートフォンから得られるGPSデータ、ゲノム情報、監視カメラの録画など、押し寄せるデータの波は倍増する勢いで高まっている。ビッグデータでは、実際に使用でき、意味のあるデータであることが重要である。本書で紹介する事例はどれも大量のデータを活用しているが、コンピュータの処理能力、記憶容量、メモリー容量の向上によってデータまわりの問題が解消されていくなか、とくに目覚ましい進展を見せているのがソフトウェアだ。ビッグデータというテクノロジーは、デジタル時代の望遠鏡にも顕微鏡にもなる。それまで決して見えなかったものを、見たり計測したりできるようになるのだ。最新の望遠鏡が最新の天文学を生み、最新の顕微鏡が最新の生物学を生んだ。ビッグデータにも、同様の成果が期待される。インターネットはコミュニケーションの経済学を変貌させ、インターネット上にウェブが構築され、イノベーションや新たなビジネスを生むプラットフォームになった。同様にビッグデータも、「発見」の経済学を変貌させようとしている。ビッグデータから見えてくる物語は、豊かで細やかだ。より多くのことをより早く学びとることができる。「見えないものの可視化」である。ビッグデータ革命の陰には、「データサイエンティスト」いう名の開拓者たちの存在と組織の真剣な取り組みがある。本書は、そのような開拓者と企業の物語、たとえばJ・ハマーバッカーとIBMを中心に展開する。ビッグデータは強力な手段になりうるが、限界も抱えている。データサイエンステクノロジーは、今まさに改善されつつあり、出番を待っている。本書は、ニューヨーク・タイムズ紙でテクノロジー関連の取材を10年以上続けてきた著者が、経済全体を見渡しながら、最前線で繰り広げられるプロジェクトやアイデアを調査し、「データ・イズム」が生む技術的・人間的課題に対峙する科学者、起業家、企業幹部へのインタビューを通して、より広く深く見つめ直している。データ資本主義時代の到来を活写した一冊。
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目次 |
【目次】 1章 ビッグデータ時代―「大きさ」よりも重要なこと 2章 やればできる子
3章 社運を賭けて 4章 観察と洞察 5章 データサイエンティストの誕生 6章 データは語る―相関と文脈 7章 物理的世界に進出するデータ 8章 行動とデータの陰と陽 9章 先の長いゲーム 10章 ビッグデータとプライバシー 11章 未来―データ資本主義
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ジャンル |
経済 > 経済学 > 計量経済学 > 経済統計学
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