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著者名 |
松本創 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2015年07月 |
参考価格 |
¥1,540 |
頁数 |
242p |
ISBN |
978-4-06-219632-1 |
内容 |
【要旨情報】 24時間開園の保育園を歌舞伎町近辺に立ち上げた母親。イルカと話す努力を30年以上続ける学者。潰れかけた蔵元を奇跡の銘酒で甦らせた杜氏…逆境に屈せず自分の道を突き進む7人の物語。
【e-honおすすめコメント】 この本では、日本(およびアフリカ)のさまざまな地域に根を下ろし、長い時間をかけて、その人にしかできない仕事を成し遂げてきた7人の人生を訪ね歩いた。北海道とジンバブエ、福島、千葉と静岡、東京、滋賀、兵庫、佐賀。いずれも私たちのすぐ隣にいてもおかしくない「ふつう」の人たちだが、平坦な人生など一つもない。無謀とも思える冒険や賭けに出た人もいれば、思わぬ災厄や裏切りで運命が変転した人もいる。食うや食わずで苦しんだ人。差別や偏見と闘ってきた人。それぞれが刻んできた人生の譜に、「日本人」で簡単にくくれる何かが存在するのかは、正直、今となってもわからない。それでも、この7人に共通するものを敢えて挙げるならば、「自分にはこの道しかない」と信じた者の強さ、この本の題名に冠したひたむきさであろう。「信念」や「情熱」と呼べば美しいが、望んでそうなった人ばかりではない。偶然の出会いに導かれた、ほとんど思い込みに近いものだってある。けれども彼らはいつしか、こうとわが道を思い定め、黙々と歩み続けてきた。一途に、逆境に屈せず、周囲に流されることなく。そして、どの人も自分のしてきた仕事を声高に誇ったり、大袈裟に苦労を語ったりしない。淡々と振り返り、「たいしたことはしてませんよ」と笑っている。その姿をこそ私は「美しい」と思う。(本書 あとがき より)
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目次 |
【目次】 第1部 他人のために生きる(眠らない街の小さな灯火―片野清美(エイビイシイ保育園園長)東京都新宿区 土の人が「まち」をつくる―吉井茂人(「長浜まちづくり株式会社」コーディネーター)滋賀県長浜市)
第2部 好きな道を生きる(アフリカに渡った偉大な母―高橋朋子(アフリカ音楽プロデューサー)ジンバブエ、北海道小樽市 いつかイルカと話す日―村山司(東海大学海洋学部教授)千葉県鴨川市、静岡県静岡市) 第3部 あきらめずに生きる(原発に負けない「百姓」の米―秋元美誉(農家)福島県双葉郡川内村 素人主婦、社長になる―藤浪芳子(昭和精機株式会社会長)兵庫県神戸市 郷土を醸した復活の酒―飯盛直喜(富久千代酒造・蔵元杜氏)佐賀県鹿島市)
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ジャンル |
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