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著者名 |
長沼毅 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2013年12月 |
参考価格 |
¥1,100 |
頁数 |
240p |
ISBN |
978-4-06-257844-8 |
内容 |
【要旨情報】 超高温、超高圧、高塩分、強放射線、強重力…過酷な環境をものともしない極限生物たちの驚異の能力と、不可解きわまる進化。シュレーディンガーの生命観、エントロピー増大の原理を超えて40億年も地球にはびこる「不安定な炭素化合物」の本質に迫る。
【出版社コメント】 生命とは何か? かつて多くの賢者が考えあぐねてきたこの根源的な問いに、私たちはいまだに答えることができません。ならば、極端な「エッジ」を眺めてその本質をあぶりだしてみよう、というのが本書の出発点です。超高温、超高塩分、強度の放射線、強度の重力……過酷な環境をものともしない「極限生物」たちの驚異的なたくましさは、過剰としかいいようがありません。ヒトの致死量の1000倍以上の放射線に耐えるやつ、地球上に存在しない強烈な重力に耐えるやつ…思わず「その能力、いらんやろ?」とツッコみたくなります。わずか1マイクロメートルほどの微生物にすぎない彼ら、小さなチャンピオンたちを見ていると「いったいなぜこんな進化をとげたのか?」という疑問にとりつかれ、「生命」がますますわからなくなってきます。そして、人類は本当に地球でもっとも進化した生物なのかどうかも、怪しく思えてきます。地球最強の生物は「ハロモナス」かもしれません!しかし、実はこの「わけのわからなさ」にこそ生命の本質があります。酸化も還元もしない「不安定な炭素化合物」であるにもかかわらず、生命が地球上で40億年も続いてきた謎の答えがあるのです。なぜ宇宙に生命ができたのか? これから私たちはどう進化していくのか? 次々に突きつけられる問いを考えていくうちに、生命についての見方がまったく変わってしまう経験があなたを待っています。世界中の極限環境を歩いた「科学界のインディ・ジョーンズ」の面目躍如、文句なしに面白くてエキサイティングな生命論です!
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目次 |
【目次】 第1章 「生命とは何か」とは何か(辞書ではわからない「生命とは何か」 「Why?」を問うメタバイオロジー ほか)
第2章 極限生物からみた生命(物理学者と生物学者の違い 「極限生物」にみる地球生命の「エッジ」 ほか) 第3章 進化とは何か(「わけがわからない」極限生物の進化 「進化」は生命であることの条件 ほか) 第4章 遺伝子からみた生命(ドーキンスにまつわる誤解 遺伝子が知っている「情けは人のためならず」 ほか) 第5章 宇宙にとって生命とは何か(「物質としての生命」の謎 10年前の借金を返す義務はあるか? ほか)
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > ブルーバックス
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