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著者名 |
星亮一 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2011年08月 |
参考価格 |
¥922 |
頁数 |
187p |
ISBN |
978-4-06-272727-3 |
内容 |
【要旨情報】 天災、政治的敗北。度重なる逆境を乗り越えた歴史。
【e-honおすすめコメント】 天災、政治的敗北 度重なる逆境を乗り越えた歴史 東北地方が「貧困」から脱却してきた歴史を紐解けば、これからの姿も見えてくる。かつて作家の司馬遼太郎は「白河以北一山百文」という言葉をとりあげ、もともと東北は明治政府に冷遇されてきたと言った。戊辰戦争が原因だった。会津藩を中心に反薩長同盟を結び、薩摩・長州軍と戦ったが敗れた。勝利した薩摩・長州勢は、「東北の山は一山百文の値打ちしかない」と蔑視したのである。日露戦争、日中戦争、太平洋戦争でも、東北地方から召集された部隊は最前線に送られ、大きな痛手をこうむった。それを乗り越えようと、東北人も戦ってきた。薩長閥を打倒した岩手出身の平民宰相原敬は東北各地に鉄道網を広げた。同じ岩手出身の鈴木善幸は三陸海岸の漁港整備に尽力し、漁業を一大産業に育てた。いまや仙台はプロ野球東北楽天の本拠地であり、昨今、トヨタ自動車も主力工場を東北新幹線沿いにシフトし、東北の発展はゆるぎないものになりつつあった。その矢先の大震災だった。――<「はじめに」より> ●現場発・被災地レポート ●繰り返された天災と凶作 ●戊辰戦争の敗北から始まった近代 ●薩長主導の明治政府による東北蔑視 ●失敗した安積開拓と野蒜築港 ●稗めしと沢庵漬けの食事 ●鉄道や大学を誘致した原敬 ●なぜ福島に原発が作られたか? ●漁港と水産工場を整備した鈴木善幸 ●東北の未来はどうあるべきか
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目次 |
【目次】 第1章 三陸大津波 第2章 福島原発炎上
第3章 苦悩するフクシマの人々 第4章 「想定外」という偽り 第5章 東北は冷遇されたのか 第6章 原敬の逆襲 第7章 水産王国 第8章 復興の姿 第9章 声を大にして叫ぶ
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ジャンル |
新書 > 雑学新書 > 雑学新書 > 講談社+α新書
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