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著者名 |
渡辺淳一 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2004年07月 |
参考価格 |
¥607 |
頁数 |
278p |
ISBN |
978-4-06-274821-6 |
内容 |
【要旨情報】 秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず―。秘めるからこそ花になる。秘めねば花の価値は失せてしまう…。能を大家・世阿弥が著した芸論書「風姿花伝」の中から、男女小説の第一人者が、現代人へのメッセージとして「五十の教え」を厳選した。これからの時代いかに生きるべきか。苦悩する社会人は必読。
【出版社コメント】 能の奥義『風姿花伝』から生き方を読み解く若いとき、盛りのとき、そして老いを迎えて・・・・・・。いかに生きたらいいのか。室町時代の名著から、才能を活かす修業のあり方や魅力的な生き方を導き出す。
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目次 |
【目次】 第1章 年来稽古条々―若さ、盛り、老年、それぞれの花(この芸において、大方七歳をもて初めとす―すべて習いごとは、七歳ころから始めるべきである。 さのみに、善き悪しきとは、教うべからず―あまり早くから、上手だ下手だと決めつけてはいけない。 ほか)
第2章 物学条々―学びつつ花を知る(又事に因りて、濃き薄きを知るべし―ことに応じて、強く弱く接する妙味を会得せよ。 この宛行をよくよく心得べし―周囲の状況には、よくよく心を配るべきである。 ほか) 第3章 問答条々―いかに花を咲かせるか(今日は、能、よく出来べき、あしく出来べき、瑞相あるべし―つぶさに周りを見れば、成否の前兆は自ずと現れている。 そもそも一切は、陰陽の和する所の堺を、成就とは知るべし―ものごとはすべて、陰陽が合するバランスが重要である。 ほか) 第4章 奥儀に云う―風を会得し、花を伝える(得たる上手にて、工夫あらん為手ならば、又目きかずの眼にも、おもしろしと見る様に能をすべし―常に工夫している人の芸は、見る目がない素人にも面白いと映るものである。 いかなる上手なりとも、衆人愛敬欠けたる所あらんをば、寿福増長の為手とは申し難し―見る人を喜ばせ、幸せな気分にさせてこそ、真の演技者というものである。) 第5章 別紙口伝―人と芸の花とは(散る故によりて、咲く頃あれば珍しきなり。能も住する所無きを、先ず花と知るべし―一点に留まらず、安住せず、つねに変化しつづけるものこそ、花である。 ただ花は、見る人の心に珍しきが花なり―相手に新鮮な珍しさを与えるもの、それこそが花で、珍しさが命である。 ほか)
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ジャンル |
文庫 > 文芸・総合文庫 > 文芸・総合文庫 > 講談社文庫
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