【e-honおすすめコメント】
大火後の奉行所は忙しく、つましい母娘の長屋に入った泥棒探しが龍之介らの仕事に。金魚鉢の赤石が未曾有の事件の暗部を暴いていく。

【出版社コメント】
大火の後、閑職定中役（じょうなかやく）同心の中原龍之介にも盗賊探しのお鉢が回る。火事で命を落とした纏持（まといもち）の長屋で、賊は金魚盥（だらい）の赤い石を探していた。女たちの怪死が相次ぐ市中で、江戸払いになった男を追った龍之介と光太郎は、金持ちどもの非道極まる集いに足を踏み入れる。癒しの人気シリーズ第七作。＜文庫書下ろし＞