【出版社コメント】
普通の女性にはない自由奔放さが私の魅力です――木嶋佳苗（公判証言より）婚活サギ・練炭殺人　2012年4月地裁死刑判決。そして2013年秋、カナエ劇場第二幕開幕。（東京高裁控訴審）　男達をセックスと嘘で騙し続け、練炭中毒で三人を殺したとして、2012年死刑判決を受けた「平成の毒婦」木嶋佳苗。被告人席のナマ佳苗は、完璧な美肌と優しい美声で優雅なオーラを放った。高卒で上京、売春と結婚詐欺で得た金で「なりきりセレブ」を気取った魔性の女を、徹底的な女性目線で裸にする。「佳苗はこれまでにいなかった“毒婦”だ。佳苗は毒婦という言葉から、男性が感じていた甘美さを嘲笑うかのようにそぎ落とした。男たちが女に求めた幻想そのものを、佳苗は殺したのだ」注目の女性コラムニストが木嶋佳苗裁判に密着取材。「週刊朝日」連載中から話題をよび、単行本もベストセラーに。控訴審開始にあたり、著者と信田さよ子の対談、真梨幸子の解説を加えて緊急文庫化！

セックスをする男、しない男
整形よりベンツ、ダイエットより料理教室
佳苗が男にあげたもの
佳苗ガールズ）
第２章　佳苗が語る男たち（「名器」自慢に法廷内パニック！
本命の男たち
ふつふつと湧く耐え難い嫌悪感
光がない佳苗の瞳
女性検事ＶＳ．佳苗
ついに死刑求刑）
第３章　佳苗の足跡をたずねて（初めての罪
母との葛藤
佳苗が見た東京）
第４章　毒婦（判決
毒婦。）