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著者名 |
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出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2011年07月 |
参考価格 |
¥2,860 |
頁数 |
390p |
ISBN |
978-4-06-280737-1 |
内容 |
【要旨情報】 幕末の混乱の中で皇位に就いた一六歳の少年は、いかにして「建国の父祖」の一員へと成長したか。京都を離れて江戸城跡に新宮殿を構え、近代憲法にその存在を規定された天皇の政治への意思とは。神道の主宰者にして「欧化」の象徴であり、巡幸と御真影でその姿を見せ続け、国民国家の形成とともに「万国対峙」を追求した「我らの大帝」の時代を描く。
【e-honおすすめコメント】 ■天皇は薩長の「操り人形」だったのか? 生身の政治家としての成長を追う。 「王政復古の大号令」の夜、小御所会議で「幼冲の天子」と揶揄された16歳の少年は、その後、伊藤博文ら元勲たちと信頼関係を結び、「建国の父祖」の一員として自ら重要な決断を下していくようになります。幕末の混乱のなかで皇位につき、現実政治の厳しさに直面した若き天皇は、いかに鍛えられ、成長していったのでしょうか。 ■最初の「東京の天皇」は、復古の象徴でありながら、欧化の体現者でもあった。 京都の公家社会を離れて東京にうつり、新たに「宮中」を創設した明治天皇。和風建築でありながら、儀礼の空間は洋風に装飾された明治宮殿。国学的な尊王論に支えられた神道の主宰者ながら、髷を切り、西洋料理を食した天皇は、歴史上初めて、「憲法」というものによってその地位を規定されることになっていきます。 ■「見られる存在」となった天皇・皇后。国家の成長と「我らの大帝」の時代。 明治以前の天皇が、決して人々の前に姿を見せなかったのに対し、明治天皇は全国への巡幸や「御真影」で国内外にその存在をアピールしていきました。洋装の皇后も天皇とともに姿を見せ、慈善活動や女子教育に新たな役割を見出していきます。西南戦争を経て、国会開設から日清・日露戦争へと向う国民国家建設の時代、この国に住む人々に「我らの天皇」という意識が生まれてくるのです。
【出版社商品紹介】 神道の主宰者でありながら欧化の象徴として巡幸と御真影により民衆に姿を見せ続けた天皇。維新、西南戦争、国会開設、日清・日露を経て国民国家と大帝誕生を探る。
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目次 |
【目次】 序章 欧化と復古を生きた「大帝」 第1章 小御所会議の「幼冲の天子」
第2章 京都の天皇から東京の天皇へ 第3章 明治憲法と天皇 第4章 立憲君主としての決断 第5章 万国対峙の達成 終章 君主の成長と近代国家
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ジャンル |
歴史・民俗 > 日本史 > 日本史一般 > 日本史 シリーズ別
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