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著者名 |
柏葉幸子 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2015年09月 |
参考価格 |
¥1,650 |
頁数 |
274p |
ISBN |
978-4-06-283235-9 |
内容 |
【要旨情報】 あの日、両親を亡くした萌花は会ったこともない親戚にひきとられるために、そして、ゆりえは暴力をふるう夫から逃れるために、狐崎の駅に降り立った。彼女たちの運命を変えたのは大震災、そしてつづいて襲った巨大な津波だった。命は助かったが、避難先で身元を問われて困惑するふたり。救いの手をさしのべたのは、山名キワという老婆だった。その日から、ゆりえは「結」として、萌花は「ひより」として、キワと三人、不思議な共同生活が始まったのだ―。
【e-honおすすめコメント】 『霧のむこうのふしぎな町』の柏葉幸子、デビュー40周年記念作品。岩手県出身、盛岡市在住の柏葉幸子氏が、ついに東日本大震災をモチーフに筆を執った! 児童文学の大家が描く、日常ファンタジーの意欲作 あの、おそろしい地震のあった日、萌花ちゃんは、会ったこともない親戚にひきとられるために狐崎の駅を降りました。そして、たまたま同じ電車に乗ったゆりえさんは、自分の境遇と似た萌花ちゃんから目が離せず、いっしょに駅を降りてしまいました。ゆりえさんは、暴力をふるう夫から逃れるために、あてもないまま東京から見ず知らずの北の地へと向かっていたのでした。そんなふたりの運命を変えたのは、狐崎のまちを呑み込んだ巨大な津波でした。中学校の体育館に避難したふたりは、身元を問われて困惑します。だって、帰れる家、帰りたい家はないのです。手をにぎり合うふたりに救いの手をさしのべたのは、山名キワさんという、小さなおばあさんでした。その日から、ゆりえさんは結(ゆい)さんとして、萌花ちゃんはひよりちゃんとして、キワさんと、世代の違う女性三人の、不思議な共同生活が始まったのです――。遠野物語を彷彿とさせる東北の民話が随所に挟み込まれるほか、河童や狛犬といった異世界の住人たちが数多く登場する日常ファンタジー。
【出版社商品紹介】 声が出なくなった小学生の萌花、夫から逃げたゆりえ、そして小さな老婆・キワ。震災の日から、女三人の不思議な共同生活が始まった。
【文学賞情報】 2016年54回野間児童文芸賞受賞
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目次 |
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ジャンル |
児童書 > 児童読み物 > 児童読み物・創作童話 > 高学年向け読み物
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