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著者名 |
柴田聡 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2012年12月 |
参考価格 |
¥968 |
頁数 |
321p |
ISBN |
978-4-06-288184-5 |
内容 |
【要旨情報】 中国の政策決定過程を深く知る財務官僚が習近平政権の経済を徹底分析。関係が緊張するなか、日本は最大の貿易相手国とどのように付き合っていくべきか。そのヒントを示す。
【e-honおすすめコメント】 2012年11月の第18回党大会で、習近平が胡錦涛に替わり党総書記に就任。2013年3月には政府人事も決まり、いよいよ本格的な習体制がスタートする。その中国はいわずとしれた共産党一党独裁国家。党の指導は政治のみならず経済社会のすみずみにまで及ぶ。これは中国共産党の経済政策を知らずして、中国の経済を知ることはできないということを意味する。今後も共産党政権は存続するのか?その鍵はずばり「経済運営で失敗しないこと」にある。政治的自由に対する不満、格差に対する不満、民主的な要求はたしかに存在しているが、今後もそこそこの経済成長が維持され、徐々に国民が豊かになっていけば、国民の不満が爆発して政権を揺るがすところまではいかないだろう。しかし仮に共産党が経済運営に失敗し、いま以上格差だけが広がったとすれば。そして国民の多くが明日への希望を持てなくなる日が来れば。それは即政権の危機を意味する。中国の経済がどうなるかは、すでに経済的に深い相互依存関係にある日本にとっても他人事ではすまない。良くも悪くもこれからも隣の経済大国とどう付き合って、日本にとって利益をもたらすことができるのか?これが日本の将来に大きな影響を与えるだろう。 本書は、財務省から中国大使館に4年間出向し、党・政府内の政策決定過程を含め、中国経済をつぶさに見てきた著者だからこそ書けた、中国経済のいまとこれからを知るための第一級のレポートである。
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目次 |
【目次】 第1部 国家指導者人事(習近平と中国共産党 李克強と中国政府人事)
第2部 経済政策(四兆元の内需拡大策 習近平時代の経済政策―量から質へ 習近平時代の人民元) 第3部 米中逆転と日本(米中逆転―中国経済の成長は続く 日中経済の今後)
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 講談社現代新書
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