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著者名 |
瀬木比呂志 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2014年02月 |
参考価格 |
¥946 |
頁数 |
240p |
ISBN |
978-4-06-288250-7 |
内容 |
【要旨情報】 本書は、一人の学者裁判官が目撃した司法荒廃、崩壊の黙示録であり、心ある国民、市民への警告のメッセージである。
【出版社コメント】 エリート裁判官が告発する司法の闇 裁判所、裁判官という言葉から、あなたは、どんなイメージを思い浮かべるだろうか?ごく普通の一般市民であれば、おそらく、少し冷たいけれども公正、中立、廉直、優秀な裁判官、杓子定規で融通はきかないとしても、誠実で、筋は通すし、出世などにはこだわらない人々を考え、また、そのような裁判官によって行われる裁判についても、同様に、やや市民感覚とずれるところはあるにしても、おおむね正しく、信頼できるものであると考えているのではないだろうか? しかし、残念ながら、おそらく、日本の裁判所と裁判官の実態は、そのようなものではない。前記のような国民、市民の期待に大筋応えられる裁判官は、今日ではむしろ少数派、マイノリティーとなっており、また、その割合も、少しずつ減少しつつあるからだ。そして、そのような少数派、良識派の裁判官が裁判所組織の上層部に昇ってイニシアティヴを発揮する可能性も、皆無に等しい。近年、最高裁幹部による、裁判官の思想統制「支配、統制」が徹底し、リベラルな良識派まで排除されつつある。33年間裁判官を務め、学者としても著名な著者が、知られざる裁判所腐敗の実態を告発する。情実人事に権力闘争、思想統制、セクハラ……、もはや裁判所に正義を求めても、得られるものは「絶望」だけだ。
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目次 |
【目次】 第1章 私が裁判官をやめた理由―自由主義者、学者まで排除する組織の構造 第2章 最高裁判事の隠された素顔―表の顔と裏の顔を巧みに使い分ける権謀術数の策士たち
第3章 「檻」の中の裁判官たち―精神的「収容所群島」の囚人たち 第4章 誰のため、何のための裁判?―あなたの権利と自由を守らない日本の裁判所 第5章 心のゆがんだ人々―裁判官の不祥事とハラスメント、裁判官の精神構造とその病理 第6章 今こそ司法を国民、市民のものに―司法制度改革の悪用と法曹一元制度実現の必要性
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 講談社現代新書
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