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著者名 |
中沢彰吾 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2015年04月 |
参考価格 |
¥880 |
頁数 |
248p |
ISBN |
978-4-06-288314-6 |
内容 |
【要旨情報】 年収3000万円の人材派遣会社の20代社員が、自分の親世代の中高年を時給数百円の日雇い派遣で酷使。労働者をモノ扱いする政府・厚労省の欺瞞を暴く。
【e-honおすすめコメント】 ◆人材派遣が生んだ奴隷労働の実態を伝える衝撃ルポ◆ 年収3000万円を豪語する人材派遣会社の20代社員が、自分の親世代の中高年を時給数百円の日雇い派遣で酷使。「ほんとにおまえは馬鹿だな」 「中高年は汚いからダメ」 「てめえみてえなじじい、いらねえから」 塩素ガスがたちこめる密室で6時間にわたって「イチゴのへた取り」、倉庫内で1日中カッターナイフをふるう「ダンボール箱の解体」……。いったい、これのどこが「労働者にとって有益な雇用形態」 「特別なスキルを活かした熟練労働」なのか? 労働者をモノ扱いする政府・厚労省の欺瞞を暴く! ◆人材派遣業界が抱える闇◆ この問題が根深いのは、経費削減や税金の無駄遣いの防止、法律遵守や公共の福祉への貢献を求められる多くの団体、企業が、事業入札に安値で臨む人材派遣会社を「歓迎」していることである。世間から真っ当と見られている団体、企業がこぞって 人材派遣会社の繁栄を支援している。歪んだ労働市場に寄生し、中高年を低賃金の奴隷労働で酷使し、ピンはねで肥え太る人材派遣……。彼らの増殖と繁栄は底辺の労働者のさらなる困窮と表裏一体であり、日本社会の創造的な活力を削いでいるのではないか。人材派遣という名の「人間キャッチボール」では、ボールの種類や性能は問われない。人材派遣会社も派遣先企業も、ボールを大事にしない。思った通りに飛ばないボールは、ただ捨てられるだけだ――。 ◆本書のおもな内容◆ 第1章 人材派遣という名の「人間キャッチボール」 「いい年して、どうして人並みのことができないんだ!?」 第2章 人材派遣が生んだ奴隷労働の職場 ノロウイルス感染者に「大丈夫ですから勤務に行って」 第3章 人材派遣の危険な落とし穴 「もう来るなよ。てめえみてえなじじい、いらねえから」 第4章 悪質な人材派遣会社を一掃せよ 「二度と仕事紹介してもらえないよ。かわいそう」
【出版社コメント】 年収3000万円を豪語する人材派遣会社の20代社員が、自分の親世代の中高年を時給数百円の日雇い派遣で酷使。「ほんとにおまえは馬鹿だな」「中高年は汚いからダメ」「てめえみてえなじじい、いらねえから」塩素ガスがたちこめる密室で6時間にわたって「イチゴのへた取り」、倉庫内で1日中カッターナイフをふるう「ダンボール箱の解体」……。いったい、これのどこが「労働者にとって有益な雇用形態」「特別なスキルを活かした熟練労働」なのか? 労働者をモノ扱いする政府・厚労省の欺瞞を暴く!
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目次 |
【目次】 第1章 人材派遣という名の「人間キャッチボール」―「いい年して、どうして人並みのことができないんだ!?」(迷走する労働行政 元祖はドヤ街の手配師 ほか)
第2章 人材派遣が生んだ奴隷労働の職場―ノロウイルス感染者に「大丈夫ですから勤務に行って」(極限まで単純化された派遣労働 巨大ダンボール箱と格闘した中高年の「善意」 ほか) 第3章 人材派遣の危険な落とし穴―「もう来るなよ。てめえみてえなじじい、いらねえから」(人材派遣が急拡大した本当のワケ 官公庁と自治体、外郭団体でも非正規労働が拡大 ほか) 第4章 悪質な人材派遣会社を一掃せよ―「もう仕事紹介してもらえないよ。かわいそう」(拡大する一方の非正規労働者 週五日終夜勤務 ほか)
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ジャンル |
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