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著者名 |
笠原敏彦 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2015年05月 |
参考価格 |
¥990 |
頁数 |
352p |
ISBN |
978-4-06-288317-7 |
内容 |
【要旨情報】 近代合理主義を育んだイギリス人が世襲の君主制を支持しているのはなぜ?スコットランド独立はなぜ防げたのか?イギリスは本当にEUから離脱するのか?旧植民地とイギリスで構成される英連邦の役割。イギリス経済、知られざる「強さの秘密」。大英帝国だけが知っているグローバル化する世界を生き残る方法。
【e-honおすすめコメント】 本稿には、2つのテーマがある。メインテーマは、近代合理主義を育み、世界に議会制民主主義などのお手本を示したイギリス人がなぜ、世襲制の君主制を支持するのかという「エニグマ(謎)」を読み解き、グローバル化する世界における国家、社会とは何なのかについて考えることだ。民主主義の機能不全とアイデンティティの問題は今後、各国に共通する悩みとして深まっていくだろう。グローバリゼーションの最先端を行くイギリスの抱える事情は、多くの国にとって他人事ではないはずだ。サブテーマは、イギリスとアメリカという「2つのアングロサクソン国家」が主導してきた世界の在り方だ。(中略) このサブテーマは一見、メインテーマである「王室を通して見たイギリスという国家、社会」とは別次元の話しに思えるかもしれない。しかし、この2つのテーマは密接につながっている。なぜなら、市場経済と自由な社会を両輪とするグローバリゼーションを含め、20世紀以降の世界の歩みは、英米両国の共同プロジェクト的な側面が強いからである。本稿は、イギリスとその王室を通して、グローバル化する世界の一側面を描くことを試みたものだ。グローバル化時代のガバナンス(統治)を考える一つのヒントとなり、同じように立憲君主制を敷く日本にとって少しでも参考になればという思いを込めて。(はじめにより)
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目次 |
【目次】 第1章 ロイヤル・ウェディングの記号論 第2章 柔らかい立憲君主制
第3章 女王と政治家―サッチャーの軌跡 第4章 階級社会とブレア近代化路線 第5章 アングロ・サクソン流の終焉 第6章 イギリス経済の復元力 第7章 スコットランド独立騒動が示した連合王国の限界 第8章 激動期の連合王国 第9章 ソフトパワー大国への脱皮
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 講談社現代新書
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