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著者名 |
佐藤健太郎(サイエンスライター) |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2015年10月 |
参考価格 |
¥924 |
頁数 |
192p |
ISBN |
978-4-06-288338-2 |
内容 |
【要旨情報】 「あの薬」がなかったら、世界の運命は変わっていた!もし、コロンブスがビタミンCを知っていたら。もし、チャーチルが感染症で急死していたら。もし、モルヒネの構造が原子ひとつ違っていたら。世界の歴史は、全く違っていたかもしれない!?
【e-honおすすめコメント】 医薬品というものは、どうにも不思議な代物だ。老若男女を問わず、誰もが薬のお世話になっているにもかかわらず、薬について詳しいことはほとんど何も知られていないに等しい。口から飲み込んだ小さな錠剤が、どのようにして患部に届いて痛みや炎症を鎮めるのか、簡単にでも説明できる人は相当に少ないだろう。近年は、医薬品の過剰投与や副作用などネガティブな側面ばかりが強調されがちだが、人類は医薬品の発明によってその寿命を飛躍的に伸ばしていた。「死の病」と恐れてきた感染症は、抗生物質の発明により、ありふれた病気になった。あまり意識されないが、いくつかの医薬品は間違いなく、世界史を変え、人類の運命を変えてきた。医薬の科学はなおも発展の途上にあり、今後さらに大きく社会を変えてゆく可能性を秘めている――というより、確実に変えてゆくことだろう。とすれば、医薬と人類の関わりを、歴史の流れに沿って眺めておくのは、意義のある試みであるに違いない。
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目次 |
【目次】 医薬のあけぼの ビタミンC―海の男たちが恐れた謎の病気
キニーネ―名君を救った特効薬 モルヒネ―天国と地獄をもたらす物質 麻酔薬―痛みとの果てしなき闘い 消毒薬―ゼンメルワイスとリスターの物語 サルバルサン―不治の性病「梅毒」の救世主 サルファ剤―道を切り拓いた「赤い奇跡」 ペニシリン―世界史を変えた「ありふれた薬」 アスピリン―三つの世紀に君臨した医薬の王者 エイズ治療薬―日本人が初めて創った抗ウイルス薬
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 講談社現代新書
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