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著者名 |
原田宏二 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年01月 |
参考価格 |
¥1,100 |
頁数 |
304p |
ISBN |
978-4-06-288352-8 |
内容 |
【要旨情報】 職質、検問、通信傍受、DNA、カメラ映像…警察が何でもできる時代が来た。元警察幹部「渾身の警告」
【e-honおすすめコメント】 「このままでは大警察国家が復活しかねない、市民はとにかく自衛するしかない」 北海道警の方面本部長を務め、警視長で退官、2004年に「道警の裏金」の存在を告発した著者が、今危惧するのは、警察の捜査権限がなし崩し的に拡大しつつあることだ。「検挙率アップ」「治安維持」という錦の御旗のもと、刑事訴訟法の改正で「司法取引の導入」「通信傍受対象の拡大」が着々と進み、防犯カメラ映像の活用、DNA捜査など、新しい科学捜査が次々導入される。だが、刑事訴訟法などの法律に照らすと、あまりにも「グレーゾーン」が広がっているのが現在の警察捜査の正体なのだ。警察組織に自浄作用がなく、チェック機能も働いていない現状では、「警察国家」が誕生しかねない危険もはらんでいる。本書は、まず、警察の犯罪捜査をめぐる法律を徹底的に点検、幹部が増加し捜査能力が落ちている警察組織を検証する。心ある警察官と、平穏な生活を送り冤罪に巻き込まれたくない市民のための必読書。同時に警察の健全化、民主化、透明化をライフワークとする元警察幹部の集大成となる1冊である。
【出版社コメント】 「このままでは大警察国家が復活しかねない、市民はとにかく自衛するしかない」北海道警の方面本部長を務め、警視長で退官、2004年に「道警の裏金」の存在を告発した著者が、今危惧するのは、警察の捜査権限がなし崩し的に拡大しつつあることだ。「検挙率アップ」「治安維持」という錦の御旗のもと、刑事訴訟法の改正で「司法取引の導入」「通信傍受対象の拡大」が着々と進み、防犯カメラ映像の活用、DNA捜査など、新しい科学捜査が次々導入される。だが、刑事訴訟法などの法律に照らすと、あまりにも「グレーゾーン」が広がっているのが現在の警察捜査の正体なのだ。警察組織に自浄作用がなく、チェック機能も働いていない現状では、「警察国家」が誕生しかねない危険もはらんでいる。本書は、まず、警察の犯罪捜査をめぐる法律を徹底的に点検、幹部が増加し捜査能力が落ちている警察組織を検証する。心ある警察官と、平穏な生活を送り冤罪に巻き込まれたくない市民のための必読書。同時に警察の健全化、民主化、透明化をライフワークとする元警察幹部の集大成となる1冊である。
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目次 |
【目次】 第1部 警察捜査と刑事訴訟法(刑事訴訟法「大改正」のポイント 問題だらけの「デジタル捜査」「科学捜査」
犯罪捜査と刑事訴訟法 グレーゾーン捜査の存在 自白偏重捜査と取り調べの実態) 第2部 警察組織の変容(日本警察のしくみ 階級制度のひずみ、パワハラ不祥事 安全・安心なまちづくりの正体 警察の権限強化) 第3部 市民のための犯罪捜査対応策(警察マスコミの罪 冤罪はなぜ繰り返されるのか 人質司法と弁護士の役割 市民のためのガイドライン)
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ジャンル |
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