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著者名 |
野澤千絵 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年11月 |
参考価格 |
¥836 |
頁数 |
224p |
ISBN |
978-4-06-288397-9 |
内容 |
【要旨情報】 現在約800万戸の空き家が15年後には2100万戸を超える…3戸に1戸が空き家に!「再自然化」する空き家、スラム化する分譲マンション、漏水・破裂する水道管、不便な立地の「サ高住」住みやすい「まち」に必要なものとは?
【e-honおすすめコメント】 私たちは、「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいます。住宅過剰社会とは、世帯数を大幅に超えた住宅がすでにあり、空き家が右肩上がりに増えているにもかかわらず、将来世代への深刻な影響を見過ごし、居住地を焼畑的に広げながら、住宅を大量につくり続ける社会のことです。空き家が右肩上がりに増え続け、15年後には3戸に1戸が空き家になってしまうにもかかわらず、都市部では相変わらず超高層マンションが林立し、郊外では無秩序に戸建て住宅地の開発が続いています。多くつくられ過ぎた分譲マンションは、入居者が減ってしまうと、管理が杜撰になってゆき、スラム化などの治安の悪化を呼びかねません。戸建ての空き家もまた害虫などが住みつき、周りの住環境を悪化させてしまうでしょう。かたや、住宅地が無秩序に広がると、それだけ新しい水道などのインフラや公共施設が必要になり、そのために多額の税金が費やされます。このままでは私たちが「まち」に支払う税金の負担がかさむ一方で、住環境は悪化の一途をたどるという末路が待ちうけるのです。最近、自分の「まち」が住みにくいと感じることはないでしょうか? 住みにくいと感じるとしたら、それは実は、住宅過剰社会が生み出しているのかもしれません。【本書の内容】 第1章 人口減少社会でも止まらぬ住宅の建築 1.つくり続けられる超高層マンションの悲哀 2.郊外に新築住宅がつくり続けられるまち 3.賃貸アパートのつくりすぎで空き部屋急増のまち 第2章 「老いる」住宅と住環境 1.住宅は「使い捨て」できるのか? 2.空き家予備軍の老いた住宅 3.分譲マンションの終末期問題 4.住環境も老いている~公共施設・インフラの老朽化問題 第3章 住宅の立地を誘導できない都市計画・住宅政策 1.活断層の上でも住宅の新築を「禁止」できない日本 2.住宅のバラ建ちが止まらない 3.都市計画の規制緩和合戦による人口の奪い合い 4.住宅の立地は問わない住宅政策 5.住宅過剰社会とコンパクトシティ 第4章 住宅過剰社会から脱却するための7つの方策
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目次 |
【目次】 第1章 人口減少社会でも止まらぬ住宅の建築(つくり続けられる超高層マンションの悲哀 郊外に新築住宅がつくり続けられるまち
賃貸アパートのつくりすぎで空き部屋急増のまち) 第2章 「老いる」住宅と住環境(住宅は「使い捨て」できるのか? 空き家予備軍の老いた住宅 分譲マンションの終末期問題 住環境も老いている~公共施設・インフラの老朽化問題) 第3章 住宅の立地を誘導できない都市計画・住宅政策(活断層の上でも住宅の新築を「禁止」できない日本 住宅のバラ建ちが止まらない 都市計画の規制緩和合戦による人口の奪い合い 住宅の立地は問わない住宅政策 住宅過剰社会とコンパクトシティ) 第4章 住宅過剰社会から脱却するための7つの方策
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ジャンル |
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