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著者名 |
加藤理文 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年12月 |
参考価格 |
¥924 |
頁数 |
292p |
ISBN |
978-4-06-288405-1 |
内容 |
【要旨情報】 小牧山城・岐阜城・安土城―信長が「権力の象徴」に込めた政治的意図を解き明かす。天守構築や金箔瓦使用の規制・許認可、破城・築城―。城郭政策の視点から「戦国の覇王」の実像に迫る!
【e-honおすすめコメント】 小牧山城、岐阜城、安土城―― のちに天皇に対し、改元と譲位を要求した織田信長が、「権力の象徴」に込めていた政治的意図とは!? 南蛮マントを羽織り、颯爽と佇む高貴な美男。風貌は、長身で痩せ形、色白で面長、薄い髭と甲高い声―。これがほぼ一般に定着している 戦国の覇王・織田信長のイメージではないだろうか。実際、NHK大河ドラマ、映画等映像で描かれる信長は、ほぼこのイメージを踏襲している。この信長像を創り上げたのは、長興寺や神戸市立博物館に残る肖像画、宣教師ルイス・フロイスのこと細かな描写からであった。戦国の世を統一に導いただけでなく、巨大な水堀に囲まれ、あたりを睥睨するかのように聳え立つ天守のある城のイメージを 造り上げたのもまた、信長であった。従来、安土城こそが近世城郭の嚆矢で、以後の城郭建築の礎と考えられてきた。だが、近年の発掘調査の進展や城郭研究の深化によって、信長はすでに永禄六年(一五六三)の小牧山築城段階から、城の革命に乗り出そうとしていたことが明らかになってきた。本書は、現段階で判明する、小牧山城、岐阜城、安土城の姿を、文献史料や最新の発掘調査資料等から検討し、確実な部分と不明確な箇所を再確認し、その真実の姿を明らかにしようとするものである。小牧山城から始まる新たな城づくりによって 信長は何を城に求め、城をどう変化させたのか。統一政権樹立に向けて、城をどう利用しようとしたのか。金箔瓦の使用や天守建築の規制・許認可を含む、信長の城郭政策の具体的内容に踏み込むことによって、戦国の覇王がめざした城づくりのすべてを解き明かす。【本書のおもな内容】 序章 尾張統一以前の城 第1章 守護所・清須への入城 第2章 すべては小牧山城から始まった 第3章 政治機能を拡充させた岐阜城 第4章 畿内掌握のために築かれた城 第5章 統一のテーマパーク安土城 第6章 信長の城郭政策 終章 信長による統一政権の姿
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目次 |
【目次】 序章 尾張統一以前の城 第1章 守護所・清須への入城
第2章 すべては小牧山城から始まった 第3章 政治機能を拡充させた岐阜城 第4章 畿内掌握のために築かれた城 第5章 統一のテーマパーク安土城 第6章 信長の城郭政策 終章 信長による統一政権の姿
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ジャンル |
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