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著者名 |
森谷公俊 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年02月 |
参考価格 |
¥1,386 |
頁数 |
400p |
ISBN |
978-4-06-292350-7 |
内容 |
【要旨情報】 紀元前三三四年、ギリシアから東方遠征に出発、先進国ペルシアを征服し、わずか一〇年でインダス川に到達した大王。疲れた将兵が行軍を拒み、バビロン帰還後に熱病で死去するまでの三三年の生涯でいかに大帝国を築いたのか。死後、帝国が四分五裂したのはなぜか。カエサルも憧れ、神格化された後世への影響を探究し、新たなヘレニズム史を構築する。
【e-honおすすめコメント】 講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」が、いよいよ学術文庫化。まず第一期として、5冊を5ヵ月連続で刊行する。本書はその第一冊目。前334年、ギリシアから東方遠征に出発し、たった10年で現在のトルコ、シリア、イラク、イランを経てインダス川西岸のパキスタン、アフガニスタンに至る大帝国を築いたアレクサンドロス。エジプトではファラオとして振る舞い、古都バビロンにもメソポタミアの伝統に学んで入城。広大なペルシア帝国を滅ぼしてからは後継者として東方の儀礼を自ら導入し、兵士たちとペルシア人女性との集団結婚式をあげるなど支配の強化を図った。しかし、インダス川流域での戦いで、ついに長期の遠征で疲れ切った兵士たちが行軍を拒み、大王も反転を決意。バビロン帰還後の前323年、アレクサンドロスは熱病のため死去する。怒涛のごとく駆け抜けた32歳11か月の生涯。アレクサンドロスはどうして短期間で大帝国を築き上げることができたのか。また、死後その帝国がたちまち四分五裂したのはなぜか。古代ローマのカエサルや初代皇帝アウグストゥスらが英雄として憧れ、神格化したアレクサンドロスの軌跡と、後世の歴史に与えた影響を探究。新たなヘレニズム史を構築する。[原本:『興亡の世界史 第01巻 アレクサンドロスの征服と神話』講談社 2007年11月刊]
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目次 |
【目次】 第1章 大王像の変遷 第2章 マケドニア王国と東地中海世界
第3章 アレクサンドロスの登場 第4章 大王とギリシア人 第5章 オリエント世界の伝統の中で 第6章 遠征軍の人と組織 第7章 大帝国の行方 第8章 アレクサンドロスの人間像 第9章 後継将軍たちの挑戦 終章 アレクサンドロス帝国の遺産
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ジャンル |
文庫 > 学術・教養文庫 > 学術・教養文庫 > 講談社学術文庫
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