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著者名 |
杉山正明 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年04月 |
参考価格 |
¥1,265 |
頁数 |
368p |
ISBN |
978-4-06-292352-1 |
内容 |
【要旨情報】 チンギス・カンが創始し、ユーラシアをゆるやかに統合した「大モンゴル国」。その権威と統治システムは、帝国解体後も各地に息づいていた。ロシアのイヴァン雷帝、ティムール帝国とムガル帝国、そして大清帝国。初めて「世界史」と「世界地図」を生み出し、人類史の画期となった「モンゴル時代」の現代にいたる長い影を追う。空前の帝国が常識を覆す!
【e-honおすすめコメント】 講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版第一期のうちの第3冊目。13世紀初頭にチンギス・カンが興した「大モンゴル国」は、5代・クビライの頃にはユーラシア全域をゆるやかに統合して、東西の大交流をもたらした。この大帝国は、従来は「元朝」と呼ばれ、中国史やアジア史の枠でのみ語られがちだったが、近年は、この大帝国の時代――すなわち「モンゴル時代」を、世界史の重大な画期とみなす考え方が、「日本発信の世界史像」として、内外に広まりつつある。人類の歴史は、「モンゴル時代」の以前と以後でまったく様相が異なるという。そして、大モンゴル国すなわち「モンゴル帝国」の解体後も、「モンゴルの残影」は20世紀にいたるまで各地に息づいていた。ロシアのイヴァン雷帝も、後のムガル帝国へと続くティムール帝国も、また、大清帝国も、「チンギス家の婿どの」の地位を得ることで、その権威と権力を固めてきたのだ。そして今なお混迷のなかにあるアフガニスタンを、「遊牧民とユーラシア国家」の歴史を通してみると、何が見えてくるのか? 壮大な歴史観と筆力で多くのファンを持つ著者が、新たな世界史の地平を描き出す。[原本:『興亡の世界史 第09巻 モンゴル帝国と長いその後』講談社 2008年2月刊]
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目次 |
【目次】 序章 なんのために歴史はあるのか 第1章 滔滔たるユーラシア国家の伝統
第2章 モンゴルは世界と世界史をどう見たか 第3章 大モンゴルとジャハーン・グシャー 第4章 モンゴルとロシア 第5章 モンゴルと中東 第6章 地中海・ヨーロッパ、そしてむすばれる東西 第7章 「婿どの」たちのユーラシア 終章 アフガニスタンからの眺望
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ジャンル |
文庫 > 学術・教養文庫 > 学術・教養文庫 > 講談社学術文庫
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