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著者名 |
林佳世子 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年05月 |
参考価格 |
¥1,408 |
頁数 |
416p |
ISBN |
978-4-06-292353-8 |
内容 |
【要旨情報】 一四世紀初頭、アナトリアの辺境に生まれた小国は、やがてバルカンからアラブ世界、北アフリカをおおう大帝国に発展した。メフメト二世、スレイマン一世ら強力なスルタンの時代、大宰相と官人たちの長く安定した支配、イスタンブルに花開いたオスマン文化。多民族と多宗教の共存した帝国が、一九世紀の「民族の時代」の到来により分裂するまでを描く。
【e-honおすすめコメント】 講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版第一期のうちの第4冊目。14世紀の初頭、アナトリアの辺境に生まれた小国は、バルカン、アナトリア、アラブ世界、北アフリカを覆う大帝国に発展し、19世紀までの約500年にわたって、多民族と多宗教を束ね、長期の安定を実現した。この「オスマン帝国」は、一般に理解されているような「イスラム帝国」であり「トルコ人の国」だったのだろうか? メフメト2世、スレイマン1世ら強力なスルタンのもとで広大な地域を征服した後、大宰相を中心に官人たちが支配する長い時代が続き、やがて、「民族の時代」の到来により「多民族の帝国」が分裂するまでを描き、柔軟に変化した帝国の仕組みと、イスタンブルに花開いたオスマン文化に光をあてる。イラク、シリア、そしてパレスチナと、オスマン帝国の崩壊後、この地域は、現在も紛争のさなかにある。現代の世界を理解するためにも必読の書。[原本:『興亡の世界史 第10巻 オスマン帝国500年の平和』講談社 2008年10月刊]
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目次 |
【目次】 第1章 アナトリア―一〇五〇~一三五〇 第2章 バルカン―一三五〇~一四五〇
第3章 戦うスルタンの旗のもとで―一四五〇~一五二〇 第4章 スレイマン一世の時代―一五二〇~六〇 第5章 オスマン官人たちの時代―一五六〇~一六八〇 第6章 近世オスマン社会を生きる 第7章 繁栄のなかの不安―一六八〇~一七七〇 第8章 オスマン体制の終焉―一七七〇~一八三〇 おわりに―「民族の時代」のなかで
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ジャンル |
文庫 > 学術・教養文庫 > 学術・教養文庫 > 講談社学術文庫
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