実際の店頭在庫とは異なることがございます。ご来店の際は事前にお電話にてお問い合わせください。
著者名 |
松本三和夫 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2016年03月 |
参考価格 |
¥1,408 |
頁数 |
427p |
ISBN |
978-4-06-292356-9 |
内容 |
【要旨情報】 スリーマイル島とチェルノブイリで事故を経験したにもかかわらず、なぜまた福島で重大な原発事故が起きてしまったのか。―専門家も全体像を把握できないほど複雑になった科学技術はすでに日常生活に深く入り込んでいる。地球環境問題対策、原子力開発を例に、私たちが科学技術と正しく付き合う拠り所を探る。未来社会を生き延びるための必携書!
【e-honおすすめコメント】 私たちの日常生活には科学技術を利用した施設や商品があふれかえっている。科学技術と無縁の人生など、およそ考えられない。ところが、技術の粋であるはずの原子力発電所が大規模な事故を起こしたことで、科学技術が抱える危険が取り返しのつかないほど深刻になりうることがあらわになった。原発のリスクだけでなく、地球上には、オゾン層破壊や地球温暖化など、科学技術が引き起こした事故や思いがけないトラブルが数えきれないほど生じている。それだけに、科学技術を社会の中にどう位置づければよいのか、どうすれば安全に利用できるのか、という問いは、ますます重要性を増してきている。にもかかわらず、個々の科学技術は高度の理科系の知識に基づくもので、社会に生きる誰もが簡単に理解できるわけではなく、科学技術の専門家たちはといえば、社会のことを常に考えながら活動を行っているわけではない。そして、社会を対象とする専門知であるはずの社会学は、科学技術を「社会現象」として十分に考察してきたとは言えないのが現状である。だからこそ、今こそ「科学社会学」を打ち立て、その成果を社会の中で共有していかなければならない。本書は、そのための最良の一歩となる書物である。科学社会学の第一人者である著者が、豊富な具体例を用いながら、新しい学問の基礎を明快に説く本書は、まさに決定版と呼びうる必携の書にほかならない。
>> もっと見る
<< 閉じる
|
目次 |
【目次】 第1章 科学社会学とは何だろうか 第2章 科学者集団の内部構造
第3章 科学と社会の制度化 第4章 科学、技術、社会の相互作用 第5章 地球環境問題を考える―科学社会学からながめてみれば(1) 第6章 原子力研究・開発を考える―科学社会学からながめてみれば(2) 第7章 自己言及・自己組織型科学社会学と不確実性
>> もっと見る
<< 閉じる
|
ジャンル |
文庫 > 学術・教養文庫 > 学術・教養文庫 > 講談社学術文庫
|
※e-honは、株式会社トーハンが運営するオンライン書店です。
インターネットで注文した書籍を、宅配または三省堂書店の各店舗で受け取れます。
ご利用にあたっては、e-hon会員登録が必要です。