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著者名 |
加須屋誠 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2019年06月 |
参考価格 |
¥1,100 |
頁数 |
232p |
ISBN |
978-4-06-516147-0 |
内容 |
【要旨情報】 読者のみなさんを地獄へと招待するための案内記。口では「地獄なんて嫌だ」という人は数多い。しかし、実は地獄に興味を持つ人は決して少なくない。老いも若きも男も女も、なぜか地獄に心惹かれる。美しいものに対して、心惹かれるのは自然なことだ。しかし、不気味なものに対しても、私たちの心は強く反応する。それは一体なぜなのか?本書はそうした疑問に答えるために、地獄めぐりの旅路を歩み、そこかしこで立ち止まりつつ考えた、記録と省察である。
【出版社コメント】 これでいつ堕ちても安心!?「地獄の沙汰も金次第」というのは本当!?よくわかる【地獄の歩き方】!・・・・・・・・・・著者によると、大学で美術史の講義をしていると、風景画についてよりも、肖像画についてよりも、地獄絵をテーマにしたとき、学生たちはなによりまじめに耳を傾けてくれるといい、これは市民講座等でも同様のことがいえるという。なぜ、人は地獄に惹かれるのか。死の山、三途の川、賽の河原、閻魔王との対面、善悪所行の記録文書、判決、数々の責め苦……。地下8階建てビルのような構造の地獄を訪ね歩き、厳格な文書行政組織・閻魔王庁の実像に迫り、「怖いもの見たさ」の正体を探ってみると、じつは、地獄は「暴力」と「エロス」の欲動に満ちた世界だった!はたして、もともと除病延命をかなえてくれる柔和な「閻魔天」は、いったいいつ、地獄を統括する威嚇的な「閻魔王」へと変貌したのか。なぜ慈悲深いはずの仏たちが、地獄を征服するべく攻撃を開始したのか。敗戦国・地獄が、戦勝国・浄土から求められた多額の戦争賠償金をまかなうためにとられた、涙ぐましいまでの緊縮財政策とは!?そもそも、地獄はどこにあり、閻魔とはいったい誰なのか――。・・・・・・・・・・えっ、まさか自分が地獄に堕ちる? そんなことはないハズ。いや待てよ。ウソ、不倫、暴飲……もしかしたら……。そんな「心当たり」のあるあなたに贈る、いざという時に役立つ(かもしれない)「地獄のガイドブック」。地獄から生還した人たちの“証言”も収録!・・・・・・・・・・
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目次 |
【目次】 第1章 地獄の誘惑 第2章 地獄へ旅立つ
第3章 地獄をめぐる 第4章 閻魔王の裁き 第5章 地獄絵を観た人たち 第6章 地獄からの生還者たち 第7章 地獄の衰退と復興
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > 講談社現代新書
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