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著者名 |
野村泰紀 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2022年04月 |
参考価格 |
¥1,100 |
頁数 |
264p |
ISBN |
978-4-06-527722-5 |
内容 |
【要旨情報】 無数に作られ続ける泡宇宙の一つにすぎないこの宇宙。その超初期から未来の姿、そしてその外側の世界までが、最新の研究によりかなり明らかになってきた!超弦理論や永久インフレーションなどの物理学の方程式によって具体的に示され、ダークエネルギーの値を自然に説明することができる、ほぼ唯一の理論―マルチバース理論も徹底解説。
【出版社コメント】 「宇宙論」は、ここ100年で非常に目覚ましい発展をとげています。これら直近100年の宇宙論の歩みを、最先端の発展までを含め、宇宙論や素粒子論、量子重力理論などを専門とする著者が、徹底解説。はじめての「宇宙論」として本格的な、そして現代的な宇宙論を知ることができるような1冊になっています。人間の宇宙への興味は、古来より尽きることはありませんでした。実際、古代エジプトからインド、ギリシャに至るまで、様々な「宇宙論」が考えられ、それらに基づいた神話や哲学が発展してきました。にもかかわらず、現代の宇宙論につながる「観測に基づいた系統的な世界観の構築」が始まったのは、かなり最近、ここ400年あまりのことなのです。理論物理学の最前線では、私たちの宇宙を超えた、その外側や生まれる以前などについても議論できるようになってきています。これらの驚くべき成果は、主に20世紀に入って起こった爆発的な物理科学の発展によってもたらされたものであり、それはアルベルト・アインシュタインをはじめとする多くの科学者の長年における仕事の結果として得られたものです。現代の宇宙論で科学的に調べることができる、私たちの宇宙が誕生してから約10のマイナス30乗秒後といった宇宙の「超初期」について紹介したり、恒星や銀河、銀河団といった現在私たちが見る構造の起源が、このような宇宙の超初期にどのようにして作られたのか、理論的な説明や、それを確認するための観測についても触れていきます。よく耳にする「ビッグバン宇宙」や「インフレーション宇宙」といった言葉についても理解が進むように詳しく解説しています。さらに、近年理論物理学者の間で急速に受け入れられつつある描像である「マルチバース理論」を紹介します。この最新の描像によれば、私たちが全宇宙だと思っていたものは無数にある「宇宙たち」の一つにすぎず、それら多くの宇宙においては素粒子の種類、性質およびそれを支配する法則、さらには空間の次元に至るまで、多くのことが私たちの宇宙とは異なっているとされるのです。私たちのこの宇宙が始まる前から寿命について、またこの宇宙の外側まで、壮大なスケールで語られる、わかりやすい最先端の宇宙論です。
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目次 |
【目次】 第1章 現在の宇宙 第2章 ビッグバン宇宙1―宇宙開闢約0・1秒後「以降」
第3章 ビッグバン宇宙2―宇宙開闢約0・1秒後「以前」 第4章 インフレーション理論 第5章 私たちの住むこの宇宙が、よくできすぎているのはなぜか 第6章 無数の異なる宇宙たち―「マルチバース」
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ジャンル |
新書 > 教養新書 > 教養新書 > ブルーバックス
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