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著者名 |
福田隆浩 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2024年02月 |
参考価格 |
¥1,540 |
頁数 |
192p |
ISBN |
978-4-06-533778-3 |
内容 |
【要旨情報】 「もしかして、この絵となにか関係があるの?」いつのまにか工藤さんは、ぼくがかいたミイラ男の絵を持っている。よごれたスケッチブックといっしょにここに置いたままにしていた絵だった。野間児童文芸賞受賞後最新作!「部屋にいるのはぼくひとりだけ。母さんは今夜もまだ帰ってきていない。」勇気がでる感動作!
【出版社コメント】 第60回野間児童文芸賞受賞後最新作。『たぶんみんなは知らないこと』で第60回野間児童文芸賞受賞、その他『ふたり』が青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、『香菜とななつの秘密』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれるなど、特別支援学校で長く現役教師をつとめながら児童文学作家として活躍してきた福田隆浩氏。「いじめ」「スクールカースト」「障害児」などの問題をリアルにとらえてきた福田氏の新作のテーマは「ネグレクト」、「児童虐待」「シングルマザー家庭の貧困」。厳しいテーマに迫りながら、子どもがストーリーを楽しんで読める作風は今作も同様で、最後はあたたかく感動できる希望のある作品となっています。このまま家にいると、ぼくは目を覚ましたふたりと顔をあわせることになる。気にしなければいいのかもしれない。でも、母さんはあの男のそばにずっといるだろうし、そしたらぼくはいつも以上にばかみたいにから元気だして、おかしくもないのに笑わなくちゃいけなくなる。それはやっぱりいやだった。じゃあ学校にいこうと思った。だって今のぼくには、もうあそこしか行き場所がなかったから。 ※ ※冷蔵後のなかにチーズがなん枚が残っていたので、それを食べて水を飲んだ。母さんはどこかに食べものを買ってきているかもしれなかったけど、さがす時間がなかった。急いで着がえて、時間割が見つからなかったので、ランドセルに適当に教科書とノートをつっこんで外にでた。(本文より。)
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目次 |
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ジャンル |
児童書 > 児童読み物 > 児童読み物・創作童話 > 高学年向け読み物
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