実際の店頭在庫とは異なることがございます。ご来店の際は事前にお電話にてお問い合わせください。
著者名 |
渋沢栄一 |
出版社 |
講談社 |
出版年月 |
2024年03月 |
参考価格 |
¥924 |
頁数 |
192p |
ISBN |
978-4-06-534839-0 |
内容 |
【要旨情報】 一八六七年、パリ万国博覧会に派遣された将軍徳川慶喜の弟・昭武に随行した、渋沢と杉浦による旅の記録。植民地化するアジア、パリの壮観な凱旋門、ナポレオン三世や各国の国王への謁見、一万人が働くベルギーの製鉄所、イギリスの銀行での厳密な貨幣製造と、新聞社の精巧な印刷機。彼らの好奇心が、近代日本経済の扉を開いていく。
【出版社コメント】 1867(慶応3)年、パリ万国博覧会が開催された。日本が初めて参加した国際博覧会であり、幕府は徳川慶喜の弟である昭武を公使として派遣した。使節団には幕臣となっていた渋沢栄一が随行。帰国後、渋沢は、外国奉行支配調役として同行した杉村譲(愛蔵)とともに、全6巻の詳細な渡欧記録をまとめ、1871年(明治4)に刊行した。この記録には、フランスの繁栄を誇ったパリ万国博での見聞のほか、ナポレオン3世やイタリアのヴィットリオ・エマヌエレ2世、オランダ国王ウィレム3世ら欧州要人たちと徳川昭武の謁見、産業革命のただなかにあったイギリスの工業化や、政治・経済のシステムへの驚きなどが、生々しく描写されている。従来、この日記は、渋沢の単著として扱われてきたが、近年の研究により、旅の前半を幕臣として同行し、後に明治政府の官僚となった杉村譲の日記と渋沢の日記から編纂・執筆されたものであることがわかってきた。こうした旧幕臣の体験と知識が、その後の近代化に大きく生かされたのである。文庫化にあたっては、『世界ノンフィクション全集14』(筑摩書房、1962年)所収の大江志乃夫現代語訳を原本とし、「付録」として、一行の帰国の事情と帰国後の動向を記した、渋沢栄一談/小貫修一郎編著『渋沢栄一自叙伝』(渋沢翁頌徳会、1937年刊)の13章1節から4節までを収録した。
>> もっと見る
<< 閉じる
|
目次 |
【目次】 第1章 上海から香港へ 第2章 インド洋を航して紅海へ
第3章 スエズをこえてパリに入る 第4章 パリ宮廷の社交 第5章 ロシア皇帝狙撃事件 第6章 パリ万国博覧会を見る 第7章 博覧会の褒賞式 第8章 博覧会における日本の評判 第9章 スイスおよびオランダを見る 第10章 ベルギーおよびイタリーを見る 第11章 マルタ島を巡歴 第12章 イギリス巡歴の旅 付録 『渋沢栄一自叙伝』より 王政復古と帰朝
>> もっと見る
<< 閉じる
|
ジャンル |
文庫 > 学術・教養文庫 > 学術・教養文庫 > 講談社学術文庫
|
※e-honは、株式会社トーハンが運営するオンライン書店です。
インターネットで注文した書籍を、宅配または三省堂書店の各店舗で受け取れます。
ご利用にあたっては、e-hon会員登録が必要です。