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書籍詳細

月ぬ走いや、馬ぬ走い

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著者名 豊永浩平
出版社 講談社
出版年月 2024年07月
参考価格 ¥1,650
頁数 160p
ISBN 978-4-06-536372-0
内容 【出版社コメント】
第67回群像新人文学賞受賞!21歳の新星が圧倒的な語りで紡ぎだす、暴力と痛みの沖縄現代史。先祖の魂が還ってくる盆の中日、幼い少年と少女の前に、78年前に死んだ日本兵の亡霊が現れる--。現役琉球大学生、衝撃のデビュー作!「読んだものを茫然とさせ、彼のいままでを氷づけにし、そのうえで、読むことをとおしてあたらしい魂を宿らせる、そんな小説でありたい……テクストでの魂込め(まぶいぐみ)とでも呼ぶべきところが、ぼくの目標です。」豊永浩平(受賞のことば)島尾敏雄ほか先人のエコーを随所に響かせながら、沖縄に深く堆積したコトバの地層を掘り返し、数世代にわたる性と暴力の営みを、『フィネガンズ・ウェイク』的な猥雑さで、書きつけた作品。Z世代のパワフルな語部の登場を歓迎する。-- 島田雅彦十四章の構成で沖縄の近現代史を描き切る、しかも連関と連鎖、いわば「ご先祖大集合、ただし無縁者も多い」的な賑わいとともに描き切る、という意図はものになった、と私には感じられた。/この小説はほぼ全篇、ある意味では作者自身のものではない言葉で綴られていて、だからこそ憑依的な文体を自走させている。つまり、欠点は「長所」なのだ、と私は強弁しうる。要するにこの「月ぬ走いや、馬ぬ走い」は小さな巨篇なのだ。-- 古川日出男

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目次
ジャンル 文学・ノンフィクション > 文学 > 日本作家 小説・エッセイ > 日本文学 男性作家

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