著者名 | 川崎長太郎 |
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出版社 | 小学館 |
出版年月 | 2020年12月 |
参考価格 | ¥550 |
頁数 | 240p |
ISBN | 978-4-09-352406-3 |
内容 |
【要旨情報】 物置小屋で生まれた、「小津もの」含む名私小説9篇。小田原の魚商の長男として生まれた著者・川崎長太郎は、家督を弟に譲り、文学の世界へ。たびたび東京暮らしを経験するが、30歳になる頃、小田原の海岸にある実家の物置小屋に住み着き、物書きのかたわら私娼窟通いを続ける―。そんな著者の尋常ならざる日常を切り取った、味わい深い私小説集。「淡雪」「月夜」「浮雲」はうだつの上がらない物書きとのつかず離れずの関係を、若い小田原芸者の視点で描いた佳作。映画監督・小津安二郎(ここでは「大津」として登場)と、「小川」として登場する著者、そして小田原芸者との三角関係を描いた、いわゆる「小津もの」のひとつ。そのほか、実家で働いていた奉公人を描いた「ある生涯」、著者を批判し続けるが薬物におかされてしまった友人を描く「ある男」など、全9篇を収録。 |
目次 | |
ジャンル | 文学・ノンフィクション > 文学 > 文学全集 > 日本文学全集・個人全集 |
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