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著者名 |
井沢元彦 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2013年04月 |
参考価格 |
¥1,760 |
頁数 |
373p |
ISBN |
978-4-09-379843-3 |
内容 |
【要旨情報】 幕府を崩壊させた“一発の銃弾”。密勅、大獄、桜田門…激情の幕末史全真相。
【出版社商品紹介】 アメリカから要求された日米友好通商条約の調印。幕府内で強硬に反対する水戸藩主徳川斉昭を納得させるために、老中堀田正睦は孝明天皇の勅許を得ることを画策する。この重大な判断ミスが幕末の混乱を招いた--。
【出版社コメント】 激情の幕末史全真相血で血を洗うことになる幕末混乱の始まりは、幕府老中の判断ミスに端を発した――。アメリカから要求された日米友好通商条約の調印に断固反対した御三家水戸藩主・徳川斉昭。老中堀田正睦は自ら斉昭を説得する労を厭い、朝廷の勅許を得ることによって斉昭を納得させようと画策した。この安易な判断が幕府崩壊のきっかけとなる。幕府が容易に出るものと考えていた勅許は孝明天皇の反対で出ることはなく、幕府はやむを得ず勅許を得ないままアメリカと条約を交わすことになる。幕府の対応に噴出する不満は、一橋派と南紀派で激しく争った将軍継嗣問題の対立を引きずったまま過熱化する。対立の火種に着火させたのは、孝明天皇が水戸藩に発した「戊午の密勅」。密勅の黒幕は「水戸の斉昭」と誤解した大老井伊直弼の怒りは「安政の大獄」という大粛清に発展。多数の有為な人材が死に追い込まれる。粛清の報復が行なわれたのは桜田門外。一発の銃弾が大老の命を奪う。相次ぐ流血で幕府の権威は失墜。時代の潮目は「反幕」に傾いていく――。激しい権力闘争の前にもはや、「開国」が正しい政策か否か顧みられることがなくなった亡国寸前の時代を抉る。
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目次 |
【目次】 第1章 幕末激動の十五年 一八五八年編―戊午の密勅と安政の大獄(水戸黄門の隠居所・西山荘から生まれた「倒幕正当化の思想」 “血”を見ずに事を収めようとした老中・堀田正睦の「判断ミス」 ほか)
第2章 幕末激動の十五年 一八五九年編―正論の開国VS実行不可能な攘夷(“行動の人”吉田松陰が門下生に発した「草莽崛起」という思想 「倒幕」が論理的に正当化されることになった「一君万民論」 ほか) 第3章 幕末激動の十五年 一八六〇・六一年編―桜田門外の変大老暗殺が歴史を変えた!(井伊直弼をして大弾圧に走らせた「水戸の大陰謀」という事実誤認 島津久光に藩内過激派を押さえ込ませた大久保一蔵の「絵図」 ほか) 第4章 特別編(言霊信仰と安全神話の崩壊 巨大災害と日本人 今こそ、織田信長の「突破力」に学べ!「四分の一国主」から天下人に登りつめた男の軌跡)
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ジャンル |
歴史・民俗 > 日本史 > 日本史一般 > 日本史入門・読み物
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