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著者名 |
河治和香 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2018年06月 |
参考価格 |
¥1,870 |
頁数 |
317p |
ISBN |
978-4-09-386510-4 |
内容 |
【要旨情報】 絵師の河鍋曉斎の家に絵の催促にやって来てはイヤミ連発!しかも昔話が始まると止まらない!(…けど、面白い!)生誕二〇〇年。北海道命名一五〇年。心に響く伝記小説。
【出版社コメント】 “北海道の名付け親”を描いた決定版小説! 明治16年。齢60を過ぎても矍鑠としている松浦武四郎は、絵師の河鍋暁斎の家にやって来ては、暁際の娘の豊に昔語りを始めるのだった――。 武四郎は、文化15年に伊勢国、今の三重県松阪に生まれた。早くから外の世界に興味を持ち、16歳で家出する。その後は、蝦夷地をはじめ日本全国を歩いた冒険家として、また“北海道の名付け親”として知られる。 蝦夷地は6回も訪れ、アイヌと親しく交わり、9800(!)ものアイヌの地名を記した地図を作り、和人による搾取の実態を暴いて公にしたため、命を狙われた。そして、〈北海道〉は最初の提案では、〈北加伊道〉だったという。そこにはアイヌの人々に対して籠められた武四郎の思いがあった。蝦夷地通として、吉田松陰や坂本龍馬にも相談に乗っていた。 ただ、武四郎の凄さはこれだけではない。 古銭をはじめとして一流の蒐集家であり、古希の記念に富士登山をしたり、葬儀の一部始終を記した遺言状を作ったり、一畳敷の茶室を自分の棺にしようとしたり、〈終活〉にも達人ぶりを見せていた。 武四郎老人が自らの生涯を振り返るという形式で、「傑物にして奇人」であった全貌に迫る伝記小説。
【文学賞情報】 2019年25回中山義秀文学賞受賞 2019年13回舟橋聖一文学賞受賞
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目次 |
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ジャンル |
文学・ノンフィクション > 文学 > 歴史・時代小説 > 歴史・時代小説 女性作家
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