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著者名 |
松竹伸幸 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2015年04月 |
参考価格 |
¥1,650 |
頁数 |
253p |
ISBN |
978-4-09-388423-5 |
内容 |
【要旨情報】 著書『憲法九条の軍事戦略』でリアリストの護憲論を掲げた“超左翼”が問う。現実に鍛えられた、リアルな理想とは。「性奴隷」か、「戦時下の公娼」か、矛盾にも見える現象、双方を貫く本質から抉り出す―動かす鍵は、左翼の“妥協”である。
【e-honおすすめコメント】 良識と国益の「具体案」、この一冊。「戦時下の公娼」か「性奴隷」か…右派と左派が叫びあうも、一般市民はもはやウンザリ…? “超左翼”を名乗る著者が右派に学び、矛盾にも見える現象からその本質を抉り出す。「動かすカギは“左翼の妥協”である」と。一章:朝日新聞の本当の「罪」とは ・朝日の検証と他メディアによる批判をめぐって ・本質を朝日は見誤っていたのではないか ・慰安婦問題の本質はどこにあるのか 二章:政府声明「河野談話」とは何だったのか ・談話の評価は逆転されてきた ・問題の本質としての矛盾 ・アジア女性基金の「失敗」から何を学ぶか 三章:植民地支配と和解について国際標準から ・日本の植民地支配をどう考えるか ・被害者の癒やしと加害者との和解の多様なかたち ・法的でも道義的でもなく… 補論:妥協と原理の政治について 1・理論編 (1)対立軸の双方にいる良識派 (2)対立軸は固定的でも絶対的でもない : : : 【編集担当からのおすすめ情報】 正直、私を含め多くの方にとって、ウンザリの思いも禁じえないのがこの問題かもしれません。先の大戦での日本のふるまいに反省すべきではと感じつつ、でもやはり日本国内の左派と右派それぞれの、また韓国側からの、叫びのような各主張に、ウンザリ……穏健な議論はどこにあるのだろうかと。しかし、いまなお日韓の棘となっており、また2015年で戦後70年、また日韓基本条約50年でもある節目であり、いやおうなく外交問題ともなるでしょう。そこで「左翼内保守派」や「左翼内右翼」とも呼ばれる著者が、この問題の本質を考えぬいた上で、良識と国益を兼ねた具体案を提示します。穏健な右派と左派そして中道の方々の、冷静な議論の叩き台になっていると思います。「現実に鍛えられた理想」についての一冊です。
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目次 |
【目次】 第1章 朝日新聞の本当の「罪」とは(朝日新聞の検証とメディアによる批判をめぐって 朝日新聞は本質を見誤ったのではないか
慰安婦問題の本質はどこにあるのか) 第2章 政府声明「河野談話」とは何だったのか(談話の評価を右派も左派も逆転させてきた 問題の本質としての矛盾を体現した河野談話 アジア女性基金の「失敗」から何を学ぶか) 第3章 植民地支配と和解について国際標準から(日本の植民地支配をどう考えるか 被害者の癒やしと加害者との和解の多様なかたち 法的でも道義的でもなく) 補論 妥協と原理の政治について(理論編―改憲と護憲の弁証法 実践編―「自衛隊を活かす会」へ 妥協と原理は融合する)
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ジャンル |
歴史・民俗 > 日本史 > 日本現代史(戦後) > 戦争責任論
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