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著者名 |
野上照代 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2015年06月 |
参考価格 |
¥4,730 |
頁数 |
639p |
ISBN |
978-4-09-388425-9 |
内容 |
【要旨情報】 監督生命の窮地に追い込まれた世界の黒澤明が、再起を期してシベリアの密林に分け入り、想像を絶する困難を乗り越えて製作した映画『デルス・ウザーラ』。映画史の謎とも呼ぶべき撮影の全貌がついに明らかになる。誰がソ連での映画製作を実現させたのか。幻に終わった三船敏郎の主演の真相など、製作から40年の時を経て、次々と浮かび上がってくる新事実の数々。初めて公開される野上照代の詳細な撮影日誌をベースに、ソ連側助監督の記録と関係者へのインタビューで『デルス・ウザーラ』撮影の全日程を再現、誰も知らなかった黒澤組の映画撮影の現場が明かされる迫真のメイキング・ドキュメンタリー。未公開のシナリオ第一稿と幻の改訂稿の抄録に加え、40年ぶりに発掘されたシナリオ註付き「決定稿」を完全収録。
【出版社商品紹介】 第1章「撮影前史」黒澤の日本映画との訣別、ハリウッドでの挫折、自殺未遂など。第2章「撮影日誌」ソ連・日本両サイドスタッフの初公開資料と証言で明らかになる撮影の実像。ほかに、「幻の完成シナリオ完全版」。
【出版社コメント】 黒澤のソ連映画『デルス・ウザーラ』の全貌 公開40周年を迎える、名匠・黒澤明のアカデミー外国語映画賞受賞作『デルス・ウザーラ』。巨匠初の外国映画(ソ連)にして、壮年期から晩年の円熟期への創作の画期ともなった作品です。自然人デルスを通して、文明社会の奢りを告発し自然との共生を謳う極めて今日的なこの作品は、しかしこれまで正当な研究・評価の対象となることはありませんでした。謎に包まれたこの作品の深部に切り込んでいくのが本書です。黒澤明研究史上、初めて公開される盟友・野上照代氏の撮影日誌、ソ連側助監督・ヴァシーリエフ氏による現場記録、関係者へのインタビューをもとに、過酷な撮影現場と苦悩する黒澤の姿が赤裸々に描かれていきます。ソ連からの帰国時に、自力歩行も困難なほど消耗した過酷な撮影を経てなお「創るということは素晴らしい」と自ら語った、映画製作の“天国と地獄”が余すことなく描かれた、従来の黒澤明研究と一線を画する濃厚なドキュメンタリーです。またこれも初公開となる幻の完成シナリオも収録します。基調原稿として池澤夏樹氏による特別寄稿のほか、フランシス・コッポラ監督、主演のユーリー・ソローミン氏のコメントも掲載いたします。
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目次 |
【目次】 1 特別寄稿・監督の中の魔物(池澤夏樹) 2 『デルス・ウザーラ』への道(栄光の映画人生
大ヒット伝説の真相 ほか) 3 『デルス・ウザーラ』撮影日誌(ソ連側の受け入れ準備 黒澤、モスクワに到着 ほか) 4 シベリアでの激闘を終えて(帰国第一声 待望の日本公開 ほか) 5 脚本で観る『デルス・ウザーラ』(第一稿梗概(1973年4月28日脱稿) 第二稿梗概(1973年9月14日脱稿) ほか)
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ジャンル |
芸術・芸能 > 映画・テレビ > 映画 > 日本映画 監督別
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