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著者名 |
岩井秀一郎 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2020年02月 |
参考価格 |
¥1,980 |
頁数 |
338p |
ISBN |
978-4-09-388747-2 |
内容 |
【要旨情報】 ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』著者、渡辺和子の父は最愛の娘の目の前でなぜ撃たれたのか?山本七平賞奨励賞を受賞した気鋭の歴史研究者による感動評伝。この人物が生きていたら昭和史は変わっていたかもしれない。
【e-honおすすめコメント】 気鋭の歴史研究者による傑作評伝。
【出版社コメント】 渡辺和子の父はなぜ二・二六で殺されたのか昭和11年2月26日未明――。雪に覆われた東京・荻窪の渡辺邸で何があったのか?「非戦平和」を訴え続けた「良識派」軍人の思想と生涯が、初めて明かされる。ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』などの著作で知られるシスター渡辺和子の父・錠太郎は、日本が戦争へと突き進む中で起きた史上最大のクーデター未遂事件「二・二六事件」で、陸軍軍人としてただ一人“襲撃目標"にされた人物だった。戦争だけはしてはいけない――。第一次大戦後のドイツなどを視察し、戦争の実相を知悉していた錠太郎は帰国後、戦争を避けることがいかに重要かを説いて回った。「私は戦い破れたドイツ、オーストリーばかりでなく、勝った国のイギリス、フランス、ベルギー、オランダなどもつぶさに見て来たが、どこもかしこもみじめな有様であった。日本も世界の列強にならねばならぬが、しかし、どうでも戦争だけはしない覚悟が必要である。」(評伝『郷土の偉人 渡邉錠太郎』より)無類の読書家でもあった錠太郎は、俸給の多くを「丸善」での軍事書などの支払いにあてていたという。「非戦平和」を唱え続け、志半ばで凶弾に斃れた悲劇の軍事エリートは、なぜ同じ陸軍の兵士たちの手で殺されなくてはならなかったのか。残された娘は、父の死に何を学び、どう行動したのか――。第26回山本七平賞奨励賞を受賞した気鋭の歴史研究者による傑作評伝。
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目次 |
【目次】 プロローグ―父と娘「永遠の九年間」 序章 二月二十六日未明―東京・荻窪
第1章 「自学力行」の人 第2章 陸軍の文学博士 第3章 「非戦」の思想 第4章 近代戦争の研究 第5章 派閥抗争の時代 第6章 激流に抗して 第7章 最期の戦い 終章 「赦す」ということ―東京・多磨霊園 エピローグ―「父と娘」が遺したもの
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ジャンル |
歴史・民俗 > 日本史 > 日本現代史(戦前戦中) > 日本陸海軍・戦記
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