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著者名 |
適菜収 |
出版社 |
小学館 |
出版年月 |
2020年12月 |
参考価格 |
¥1,540 |
頁数 |
224p |
ISBN |
978-4-09-388801-1 |
内容 |
【要旨情報】 「成長戦略会議」の民間議員である“政商”竹中平蔵氏が総務相時代に菅氏は部下だった。菅氏の知恵袋、デービッド・アトキンソン氏は国際金融資本の手先であるゴールドマン・サックスの元アナリスト。「中小企業改革」「地銀再編」構想で失業者は増え、日本の富は海外に流出する。失敗が明白となった「アベノミクスの継続」を明言した現政権に未来はない…保守も革新も知性が欠如している。
【出版社コメント】 愛国者が売国奴を礼賛する摩訶不思議 「ナショナリズム」という言葉を聞くと反射的に「右翼」「軍国主義」と認識し、毛嫌いするきらいがある。しかし、本来の意味は違う。簡単に言えば、歴史や共同体を大切にし、安定的、文化的で保守的なものだ。ところが、日本の政治は日本人の利益を破壊してきた。一例を挙げれば、雇用市場を不安定化させ、格差を拡大させてきた。移民政策を拡大させ、さらに水道の民営化で海外企業に売却が噂されるなど、かつてならば「国賊」「売国奴」と罵られてきたはずの政治家が「自称保守」を自認する人々に支持されてきた。安倍晋三前総理大臣だ。 安倍氏の後を継いだ菅義偉総理も大した差はない。”政商”竹中平蔵氏、「中小企業の再編」を菅総理に吹き込んだ元ゴールドマン・サックスのデービッド・アトキンソン氏を「成長戦略会議」のメンバーに入れたくらいだ。 おそらく日本の富が海外(特にアメリカ)に流出し続け、日本の貧国化はさらに進む。いつの時代も泣きを見るのは、一般庶民だ。まずは国家とは何かを理解する必要がある。ナショナリズムと近代とは深い関係がある。近代国家について考えるときは、まずはナショナリズムを理解する必要があるのだ。 【編集担当からのおすすめ情報】 ナショナリズムを理解しないと、左翼、右翼、保守といった概念もわからなくなります。そうなると、保守の対極にあるものを「保守」と担ぎ上げてしまいます。いい例が「新自由市議=保守」と認識しているようなものです。著者は学生時代に哲学を専攻し、さまざまな文献からナショナリズムの本質を定義し、アカデミックな内容をやさしく解説する一方、舌鋒鋭く、「エセ保守政治家」たちをこき下ろすなど、痛快な内容となっています。
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目次 |
【目次】 第1章 ナショナリズムとは何か(二つのメルクマーク 環境は自己の人格の半分を形成する ほか)
第2章 ナショナリズムの思想史(なぜ自分を国民だと感じるのか 聖なる言語の破壊がもたらしたもの ほか) 第3章 民族主義と保守主義(保守主義の批判対象は急進的な平等主義と自由主義 人為的な工学だけではナショナリズムは機能しない ほか) 第4章 グローバリズムが世界の秩序を破壊する(インターナショナルとグローバル グローバリズムと新型コロナ ほか) 第5章 ナショナリズムと日本人(「学問」と「人民独立の気力」 「日本の開化は違う道を辿った」と看破した夏目漱石 ほか)
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ジャンル |
思想・哲学・宗教 > 日本思想 > 日本現代思想 > 日本現代思想
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